丹波市青垣町の海翔(かいと)くん、10月27日生まれ。
「優しく、思いやりのある子に育ってください。
上の子の時よりは安産でしたが、やっぱり痛かったです。
みなさん優しく、とても話しやすかったです。」
タマル産では、初めてのお産だったのですよね。
もう1人くらい産めば、お産もたやすくなるかもしれませんよ。
さて今日は、「でべそ」のお話をしてみましょう。
赤ちゃんは、生まれた時はそうではなくても、1ヶ月健診の時には、
よく「でべそ」になってきます。
放っておくと、生後3ヶ月ごろまで、だんだんひどくなるのですよ。
軽い場合も含めれば、赤ちゃんの5人から10人に1人くらいの割合で起こります。
普通は1歳から2歳くらいまでには、自然に治ってくるのですが、
放っておくよりは、圧迫固定した方が、治った後の形が綺麗になるし、
早く治ると言われています。
だからタマル産では、生後1ヶ月健診で赤ちゃんの「でべそ」を見つけた時は、
治療をすすめるのですよ。
小さい場合は、プクッと外に向いた程度です。
大きい場合は、中に小腸が出てきていることが有って、
お腹の中に押し戻すと、グチュグチュっという感触がしますよ。
これとよく似た病気で、「脱腸」という病気が有ります。
お腹の下の方の左右で、プクッと腫れることが有ります。
妊婦さんでもよく有りますよ。
お腹が大きくなってくると、腹圧がかかって、
お腹の下のソケイ部という場所が腫れて、そこに小腸が入ってきているのです。
立ち上がると出て、寝転ぶと引っ込むことが多いです。
どちらの病気も、ひどい場合は手術まですることが有ります。
妊婦さんの場合は、まずは圧迫ベルトで産後まで様子を見ます。
赤ちゃんの場合も、まずは圧迫テープで様子を見ることになります。
やり方は、綿球が有れば一番良いのです。
最近は100円ショップでも売っているでしょう?
ちょうど「でべそ」を押し込める程度の大きのものが良いのですが、
大きければ少しほどいて大きさを加減します。
そして押し込んで、テープを貼るだけ。
簡単ですが、テープは、かぶれないものにするのがコツです。
薬局で聞くか、タマル産にとりに来てください。
こうすれば数ヶ月で、ましになるようです。
ですが最近、けっこう大きな「でべそ」に出会ったのですよ。
例のごとく、圧迫固定をお教えしたのです。
それからしばらくして、ひどくなったと来院された時は、
圧迫の方法がちゃんとできていなかったのですよ。
やはり指導後は確認してあげないとダメだな、と思った次第です。
押し込んでテープを貼る、というだけなのですが、
押し込まずにテープを貼られていたのです。
お母さんというものは、どうしても手加減してしまうものなのですね。
それで今回は県立こども病院を紹介しました。
手術も適応になるかもしれないからです。
それでも、こども病院でもとりあえずは再度、圧迫固定法を指導されたようです。
1、2年観てから、手術も考えられるようでしたよ。
むかし県立塚口病院で、産婦人科医ではなく、麻酔科医として働いていた時に、
赤ちゃんの「でべそ」、いえ「臍ヘルニア」が正式な名称ですが、
その手術時の麻酔を担当したことが有ります。
赤ちゃんは1歳を過ぎた方が、麻酔のリスクもずっと下がります。
そういう意味では生後すぐの心臓の手術などは、たいへんな手術ですね。
それに比べて臍ヘルニアの手術は、簡単ですよ。
麻酔をかけて、おへそに切開を入れて、縫い縮めるだけです。
傷跡も、おへその中なので目立ちませんしね。
ということで、たかが「でべそ」、されど「でべそ」、
放っておいても、治りはするのですが、
ちゃんと固定しないと、なかなか綺麗には治りませんよ。
「優しく、思いやりのある子に育ってください。
上の子の時よりは安産でしたが、やっぱり痛かったです。
みなさん優しく、とても話しやすかったです。」
タマル産では、初めてのお産だったのですよね。
もう1人くらい産めば、お産もたやすくなるかもしれませんよ。
さて今日は、「でべそ」のお話をしてみましょう。
赤ちゃんは、生まれた時はそうではなくても、1ヶ月健診の時には、
よく「でべそ」になってきます。
放っておくと、生後3ヶ月ごろまで、だんだんひどくなるのですよ。
軽い場合も含めれば、赤ちゃんの5人から10人に1人くらいの割合で起こります。
普通は1歳から2歳くらいまでには、自然に治ってくるのですが、
放っておくよりは、圧迫固定した方が、治った後の形が綺麗になるし、
早く治ると言われています。
だからタマル産では、生後1ヶ月健診で赤ちゃんの「でべそ」を見つけた時は、
治療をすすめるのですよ。
小さい場合は、プクッと外に向いた程度です。
大きい場合は、中に小腸が出てきていることが有って、
お腹の中に押し戻すと、グチュグチュっという感触がしますよ。
これとよく似た病気で、「脱腸」という病気が有ります。
お腹の下の方の左右で、プクッと腫れることが有ります。
妊婦さんでもよく有りますよ。
お腹が大きくなってくると、腹圧がかかって、
お腹の下のソケイ部という場所が腫れて、そこに小腸が入ってきているのです。
立ち上がると出て、寝転ぶと引っ込むことが多いです。
どちらの病気も、ひどい場合は手術まですることが有ります。
妊婦さんの場合は、まずは圧迫ベルトで産後まで様子を見ます。
赤ちゃんの場合も、まずは圧迫テープで様子を見ることになります。
やり方は、綿球が有れば一番良いのです。
最近は100円ショップでも売っているでしょう?
ちょうど「でべそ」を押し込める程度の大きのものが良いのですが、
大きければ少しほどいて大きさを加減します。
そして押し込んで、テープを貼るだけ。
簡単ですが、テープは、かぶれないものにするのがコツです。
薬局で聞くか、タマル産にとりに来てください。
こうすれば数ヶ月で、ましになるようです。
ですが最近、けっこう大きな「でべそ」に出会ったのですよ。
例のごとく、圧迫固定をお教えしたのです。
それからしばらくして、ひどくなったと来院された時は、
圧迫の方法がちゃんとできていなかったのですよ。
やはり指導後は確認してあげないとダメだな、と思った次第です。
押し込んでテープを貼る、というだけなのですが、
押し込まずにテープを貼られていたのです。
お母さんというものは、どうしても手加減してしまうものなのですね。
それで今回は県立こども病院を紹介しました。
手術も適応になるかもしれないからです。
それでも、こども病院でもとりあえずは再度、圧迫固定法を指導されたようです。
1、2年観てから、手術も考えられるようでしたよ。
むかし県立塚口病院で、産婦人科医ではなく、麻酔科医として働いていた時に、
赤ちゃんの「でべそ」、いえ「臍ヘルニア」が正式な名称ですが、
その手術時の麻酔を担当したことが有ります。
赤ちゃんは1歳を過ぎた方が、麻酔のリスクもずっと下がります。
そういう意味では生後すぐの心臓の手術などは、たいへんな手術ですね。
それに比べて臍ヘルニアの手術は、簡単ですよ。
麻酔をかけて、おへそに切開を入れて、縫い縮めるだけです。
傷跡も、おへその中なので目立ちませんしね。
ということで、たかが「でべそ」、されど「でべそ」、
放っておいても、治りはするのですが、
ちゃんと固定しないと、なかなか綺麗には治りませんよ。