タマルさんはナツメヤシ

タマルは女性の名。ナツメヤシの意味で多産を象徴。聖書には約束の地カナンは、蜜(ナツメヤシ)と乳(ヤギ)の流れる地とある。

ノーダウンタイム

2012-07-27 21:02:01 | 美容医療
ひとくちにレーザーと言っても、いろんなレーザー光線を発する器械があるのです。

ルビーレーザーやアレキサンドライトレーザー、
ヤグレーザーなどがシミの治療に使用されます。
炭酸ガスレーザーはホクロやイボ、盛り上がったシミなどの治療に使われます。
紅い色のアザには色素レーザー、
脱毛に使うダイオードレーザーは、アトピーやアレルギー性鼻炎の治療にも使われます。

このうちタマル産婦人科・美容皮膚科に有るのが、
ヤグレーザーとダイオードレーザー、それにIPLという広域波長を持つ治療器です。
IPLは単一波長を出すレーザーとは区別されているのですが、
表皮にダメージを与えないノン・アブレーティヴレーザーとも呼ばれます。
それは治療後すぐにお化粧もできるという意味です。
メラニン色素と血色素双方に反応し、皮膚の異常色素細胞を同時に破壊することで、
美白効果をダウンタイムなしに生み出すのです。
ダウンタイムというのは、レーザー治療後に表皮が剥がれるので、
絆創膏を2週間ほで貼っておく期間のことで、そんな必要がないということです。

6月に美容皮膚科を始めて、ソバカスの方にこのIPLを2クールしました。
2から4週間に1回治療をするので、今はまだ2クール終わった方が最高なのです。
それでも1回当てただけで、小じわが消えたという感想でした。
ソバカスの方はまだあまり効果を実感しておられませんでしたが、
ビジアという器械で撮った写真では明らかに、ソバカスも減っていました。

この調子で5回も照射すれば、かなり違ってくることでしょう。
できれば、その後3ヶ月に1回くらい、維持のために当てるのをお勧めします。
IPL治療をする時はそれ単独でも効果的なのですが、
ビタミンCのイオン導入とケミカルピーリングのセット治療もより効果的なのです。
それはまた次の機会にお話致しましょう。

IPLの適応は、シミ、ソバカス、小じわ、肌のリジュビネーションすなわち若返り、
それにくすみ、たるみなど、とっても幅広いのです。
一度でも効果的なので、試していただきたいですね。

さて、今日の写真は今週外来に久しぶりにきてくださった親子です。
こどもたちの笑顔には癒されますね。
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