タマルさんはナツメヤシ

タマルは女性の名。ナツメヤシの意味で多産を象徴。聖書には約束の地カナンは、蜜(ナツメヤシ)と乳(ヤギ)の流れる地とある。

夏はダイオード

2012-07-20 21:30:31 | 美容医療
この時期、脱毛の問い合わせが増えています。
6月から美容皮膚科を始めたところなのですが、
ちょっと傾向がつかめてきました。
本当を言うと、春には始めて、夏に間に合わせられれば、
もっと良かったのかもしれません。

導入した脱毛器は従来からの方法のIPLという器械に、
高周波と呼ばれるRFを同時に照射できる器械なんです。
しかもワンショットで、約5平方センチも照射できる優れものなのです。
今世の中にある医療器械の中でも、これ以上のものはないのではないかしら。
この器械の特徴は黒い毛髪だけでなく、
産毛までにも効果が有るということでしょうか。

また、肌の若返りにも使用されているように、
使用後、肌がツルツルになる、という効果もあります。
これは毛を剃った場合との最大の違いです。
顔に照射すれば、小じわが消え、ニキビも治り、シミも薄くなり、ソバカスも消え、
たるんだ皮膚のリフトアップにもなります。

欠点と言えるかどうかわかりませんが、
できれば1ヶ月に1回、合計5回くらい照射した方が良いでしょう。
これが顔なら毎月、アンチエイジングの効果が見られます。
ただ脱毛の場合は、できればなるべく少ない照射回数を希望されるでしょう。

そこで、8月からはさらにパワーアップして、
ダイオードレーザーという脱毛器を導入する予定です。
IPLは広いスペクトルの光でしたが、
ダイオードレーザーは808ナノメートルという、単一の波長を出します。
これが日本人には最も適しているのですね。
なので照射回数も1回で効果を感じられます。
休止期にある毛髪もあるので、最照射が必要な場合は3ヶ月と間隔を延ばすのです。

さらにもう1つ、タマル産だけの特徴として、
ワンショットでこちらも4平方センチほど照射できます。
通常のレーザーでは1平方センチ程度、大きくても2平方センチ程度ですから、
治療時間がなんと他院の4分の1から2分の1程度まで短縮するのです。
照射回数も1、2回で済みますので、IPL+RF治療に比べれば、
1回の費用は割高ですが、トータルではリーズナブルになることでしょう。
近日中にホームページにアップしますね。
夏休み、連休が重なって、ちょっと外来がたいへんで、
こちらもヘトヘト状態なものですから。

ところでエステや家庭用の脱毛器は最近では光脱毛器が流行になってきています。
ただエステでは脱毛にIPLやレーザーを使用することは認められていないので、
警察による摘発が相次いで、撤退してきているのが現状です。
これからは、誰もが簡単に、美容皮膚科という新設された診療科で
安全に受けられるようになることでしょう。

今日生まれた赤ちゃんの写真はこちらです。http://www.facebook.com/tamarclinic