タマルさんはナツメヤシ

タマルは女性の名。ナツメヤシの意味で多産を象徴。聖書には約束の地カナンは、蜜(ナツメヤシ)と乳(ヤギ)の流れる地とある。

ボトックスビスタを受けてみませんか

2012-06-20 21:05:32 | 美容医療
今日、ボトックスビスタの使用許可証が届いたのです。
もっとも許可自体は美容皮膚科を開設する前から頂いていました。

この免許証は更新制で毎年講習を受けなければなりません。
注射自体は意外と簡単なのですが、
目の周りの、とくにおでこの筋肉の作用はややこしいのです。
すうび筋や鼻根筋、眼輪筋や前頭筋など、ちょっとは解剖学を思い出しておかなくてはなりません。

更にはこの薬、廃棄方法もかなり面倒になっています。
普通はアンプルに付着した薬は医療廃棄物として焼却されるのですが、
ボトックスビスタは使用した注射器や、空になった薬瓶まで薬剤で不活化してから
医療廃棄物としなければなりません。

ところでボトックスと一言に言っても、日本で販売されているのはこのボトックスビスタだけです。
最近では何でも薬を個人輸入して、勝手に使用される方が居られますが、その場合は個人の責任で。
日本の医療機関でもボトックスの注射をやっています、という医療機関は多いのですが、
よくホームページを読んでみると、「ビスタ」でないことが分かります。
もちろん正規品でないので、価格は半額くらいで受けられるかもしれませんが。

さて実際の治療ですが、鼻根筋に1カ所、すうび筋に左右で4カ所の計5カ所に注射します。
するとその部分の筋肉が収縮しにくくなるのです。
これらは表情筋と言って、怒ったり、けげんな顔をした時に寄るシワを作る筋肉なのですが、これらの作用を和らげるので、シワができにくくなるのです。
表情筋ですから、これが働かなくても普段の生活には困らないのです。
濃度を低く注射すると、まぶたを上げる筋肉に浸潤してしまって、
目が開きにくいという弊害が出ることがあるので注意しなくてはなりません。
例え出たとしても待てば治ってくるのですが。

この注射を半年に1回くらいすれば、ちょっと若返りますよ。

でも少し抵抗があるという方には、もっと簡単な方法もあります。
タマル美容皮膚科では「超音波導入」というメニューも揃えています。
サンソリットというメーカーの、塗るボトックスと言われる成分を
超音波の振動を利用してお肌に塗り込む方法なのです。
こちらはすぐに効果が現れるので、
おめかしして行く行事の時などにお試しあれ。

注意点を1つだけ。
ボトックスビスタは65歳までの方にしか使用できません。
塗るボトックスならいくつまででも可能です。
ビスタの方は医師がする予約治療です。
塗るボトックスは看護師がしますので、当日でも可能なこともあります。

フェイスブックはこちら。http://www.facebook.com/tamarclinic