たまおの星便り-星海原の航海日誌 N O W !!  

日毎夜毎、船橋から房総九十九里へと繰り出し、星空を駆け巡る観測日誌。

・2020/10/21・10/25 超長雨あけの秋晴れ2日。

2020-11-03 | たまおの星便り

 長い梅雨、熱波の夏、そして2ヵ月にわたる秋雨。地上のコロナ禍に合わせるかのように例年にない厳しい天候が続いた。10月下旬になって房総はようやく移動性高気圧におおわれるようになった。
 10/21未明の1時過ぎに2ヵ月ぶりに九十九里の海岸に降り立った。大規模な護岸工事のために駐車場には重機が並び砂浜は大きく削り取られて形を変えていた。大型トラックがすでに未明から煌々とライトを点けて待機していた。それを見てすぐに数百メートル離れた海岸近くの空き地に場所を移した。
 移動した所も護岸工事中だったが人影はない。機材をセットして午前2時過ぎから彗星の撮影に入った。未明の空に明るい彗星はないがアトラス彗星C/2020 M3(画像上右)がオリオンの足元のうさぎ座で光度を増していた。エラスムス彗星C/2020 S3(画像上左)も東天のうみへび座に見えている。気温はすでに10度を下回っている。透明度もよくわずか25秒の露出で15等以下の微恒星まで画像に写っていた。
 10/25は日曜日未明の快晴夜だった。休日とあっていつもの海岸駐車場には釣り客などの車が数台停まっていた。昨年末から年初にかけてボリソフ彗星観測風景やスターリンク衛星を撮影していたカメラマンさんも午前2時過ぎに到着した。コロナ禍の中、8か月ぶりの再会だった。最近打ち上げられたスターリンク衛星の隊列が日の出40分前に見られるという。それまでの数時間、「重機と星」「花々と星」といった星景写真をひたすら撮っていたようだった。かたや望遠鏡を夜空に向けてひたすら彗星を狙っている者には星々に対するそうした人間目線は思いがけず新鮮だった。
 午前5時11分過ぎ、北西から北の空をスターリンク衛星トレインが通過していた。だが刻々と空が明るく青くなり北極星も見えなくなった。ついに肉眼では光る隊列を見ることはできず、薄明の朝を迎えた。
追記:25日に打ち上げられたスターリンク衛星は翌日の26日夕方に撮影できたとのこと。
https://twitter.com/tanupan_ponpon/status/1320792954261307392

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