玉ノ井部屋お相撲さんブログ


NO CHANKO, NO LIFE.

大相撲 玉ノ井部屋現役力士たちのブログです。

師匠。

2009年07月08日 13時34分56秒 | 幸東
こんにちは、幸東です。



いま自分が寝泊まりしている宿舎の頭上には

現役の頃の師匠、栃東知頼関の絵が飾られています。

親方は入門してから約50年という時間を相撲界で過ごしてきました。

時代も違いたくさんの壁を越えてきたことでしょう。

そして春日野部屋から独立し部屋を抱えてから約19年。

今年の9月3日で定年を迎えます。



いま自分は親方の付き人をやらせてもらっているのですが

まだ定年なんだという実感が湧きません。

自分も入門してから10年目になるのですが

最初はこの世界に足を踏み入れるのが嫌で

入門前に親方に会ったとき親方は自分に

新品の靴を差し出してくれました。

自分は入門したくないのもあり

その靴をもらうことを断りました。

態度もツンとした態度をとったと思います。

でも結局、入門することになり部屋に来たのですが

親方はあたたかく迎え入れてくれました。

それからいろいろな指導を受けてきました。

現役中、巧みな相撲をとっていた親方の真似をするのはむずかしく

できない自分にも根気よく指導してくれます。

思い返すと10年間いろんな思い出があります。

この部屋に入門し親方の元、相撲を続けてきてよかったです!

自分はまだまだ関取という位置からほど遠いですが

相撲を続けてこれたのもいまの師匠だったからと思います。

残り1場所どうにか親方孝行ができたらなと思います。

定年を迎えたら思う存分、趣味であるゴルフを楽しんでもらいたいものです。



巡業などもありますのでお疲れさまでしたと言うのはもうちょっとあとで・・・。