「シリアナ」「グッド・シェパード」も含め、CIA嫌いに磨きをかけてきたマット・デイモン君、ここまできたか、てな感じですよ。
だいたいが右寄りなハリウッドがこれだけ国家不信を表明するってことは、アメリカ世論も政府のやることにホトホト愛想をつかしてるんだろうなー。 巨大な貧困層を抱えて、戦争にいくしか仕事がないような状況の若者が大勢いて、ところがそこまでしても国からしたら使い捨てにすぎないんだよな。
まあ、民主党への政権交代をにらんでの現状国家批判だろうし、単純な正義感により、ハリウッドがこんなものを造っているわけではないだろうけれど、それでも組織の内部から正義を貫く人物が出てくるのも、アメリカ的である。日本だったら、正義感による暴露なんてのは聞いたことがなく、刺し合いになったときのどさくさの内部告発が横行するのみだ。
映画は、最初のほうは、冗談じゃないかといぶかるような、アホ展開。だって、国家の危機ってのが「あいつは危険だ。私たちが襲われるかもしれない」って程度。それで巨額の税金を投入して、自分たちが作った殺人マシーン狩りを行おうとするんだもの。かと思っていたら、最後にはある種のリアリティを持つにいたる。リアルな日本も現在、アホ展開中である。
日本も厚生労働省批判やら検察庁批判の映画を作るようにならないかなぁ?
そういえば司法批判の映画はあったけど、『グアンタナモ』(マイケル・ウィンターボトム監督)とは、才能の違いを見せ付けられるに終わった。社会運動的、ジャーナリズム的な意味はあったんだろうけど……。
そういえば、この映画の中では、ワールドワイドな監視網が描かれていますね。パスポートのICチップ化により、街角に設置されたセンサーを通り過ぎるたびに行動を監視されるようになる方向を危惧するものなのでしょうか。
アメリカが欧州やアフリカの情報まで占有できるようになっているってのは、ちょっといくらなんでもって気もしますが、日本の情報は筒抜けになりつつある可能性があります。
エンロン社破綻の生き残りに端を欲する、アクセンチュア社が日本の入国管理システムを作って指紋も顔写真も管理することになりました。システム上、いつでもアメリカに情報がいく可能性が否定されないという話もあります。テレビの報道でも、指紋押捺が人権問題だとするアムネスティなどの人権団体は報道されますが、アクセンチュア社についてはだれも報道をしていない。日本のシステムをタックス・ヘイブンに籍を置きながらロビーイングによりあの手この手でアメリカ政府系の仕事を請け負っている会社に任せているわけです。
ちなみに当然、アメリカの入国管理システムもアクセンチュア社で指紋をとられ、半永久的にデータを保存されますので、ぼくはアメリカには行きません。イエロー・ストーンとかハワイ島とかアラスカとか行ってみたいところはあるのですが、行きません。
そう思って、日本を見ている人がきっと世界にはいっぱいいることでしょう。
だいたいが右寄りなハリウッドがこれだけ国家不信を表明するってことは、アメリカ世論も政府のやることにホトホト愛想をつかしてるんだろうなー。 巨大な貧困層を抱えて、戦争にいくしか仕事がないような状況の若者が大勢いて、ところがそこまでしても国からしたら使い捨てにすぎないんだよな。
まあ、民主党への政権交代をにらんでの現状国家批判だろうし、単純な正義感により、ハリウッドがこんなものを造っているわけではないだろうけれど、それでも組織の内部から正義を貫く人物が出てくるのも、アメリカ的である。日本だったら、正義感による暴露なんてのは聞いたことがなく、刺し合いになったときのどさくさの内部告発が横行するのみだ。
映画は、最初のほうは、冗談じゃないかといぶかるような、アホ展開。だって、国家の危機ってのが「あいつは危険だ。私たちが襲われるかもしれない」って程度。それで巨額の税金を投入して、自分たちが作った殺人マシーン狩りを行おうとするんだもの。かと思っていたら、最後にはある種のリアリティを持つにいたる。リアルな日本も現在、アホ展開中である。
日本も厚生労働省批判やら検察庁批判の映画を作るようにならないかなぁ?
そういえば司法批判の映画はあったけど、『グアンタナモ』(マイケル・ウィンターボトム監督)とは、才能の違いを見せ付けられるに終わった。社会運動的、ジャーナリズム的な意味はあったんだろうけど……。
そういえば、この映画の中では、ワールドワイドな監視網が描かれていますね。パスポートのICチップ化により、街角に設置されたセンサーを通り過ぎるたびに行動を監視されるようになる方向を危惧するものなのでしょうか。
アメリカが欧州やアフリカの情報まで占有できるようになっているってのは、ちょっといくらなんでもって気もしますが、日本の情報は筒抜けになりつつある可能性があります。
エンロン社破綻の生き残りに端を欲する、アクセンチュア社が日本の入国管理システムを作って指紋も顔写真も管理することになりました。システム上、いつでもアメリカに情報がいく可能性が否定されないという話もあります。テレビの報道でも、指紋押捺が人権問題だとするアムネスティなどの人権団体は報道されますが、アクセンチュア社についてはだれも報道をしていない。日本のシステムをタックス・ヘイブンに籍を置きながらロビーイングによりあの手この手でアメリカ政府系の仕事を請け負っている会社に任せているわけです。
ちなみに当然、アメリカの入国管理システムもアクセンチュア社で指紋をとられ、半永久的にデータを保存されますので、ぼくはアメリカには行きません。イエロー・ストーンとかハワイ島とかアラスカとか行ってみたいところはあるのですが、行きません。
そう思って、日本を見ている人がきっと世界にはいっぱいいることでしょう。
今の経済状態でアメリカの先行き経済鈍化は日本の経済に打撃を与えるだろうし、中国は経済自立を果たし、アジア経済の主導権を握ろうとしている今、日本は今までの様なアメリカ庇護の下でぬくぬくと生きてゆくことはもはや不可能。個々が世界に目を向け華僑の如く強く生きなければ難民化するだけ。こんなところで政権交代したら諸外国の思う壺で、株は更なる下落を操作され、のっとり工作も多発しないとも限らない。選択をしてしまった国民の行く末は最後は困窮する袋地ではないのだろうか。民主がその困窮を回避するだけの強い力を発揮してくれるのだろうか。私はそんな事が出来るほど一枚岩の集団ではないと思う。衛星からひそかに観察される今、ひそかに監視されているとも思う。もはや日本の将来は暗雲である。中国やアメリカの資本力をナメすぎ。
アクセンチュア社問題については、すでに国会でも問題になっているので、公に共有されてもいいはずなんですけどね。
http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/syuisyo/164/syuh/s164083.htm
http://www.bund.org/interview/20060805-1.htm
検察総合情報管理システム(法務省刑事局)
登記情報システム(法務省民事局)
情報化統括責任者補佐官業務(宮内庁)
汎用受付システム(公正取引委員会)
人事・給与関係業務情報システム(財務省)
国税電子申告・納税システム(国税庁)
電子政府進捗度調査(総務省)
道理であのスーパー使いにくいe-taxを使って欲しいわけだ。