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ゲイではほとんど想像不可能な領域

2006年06月07日 02時25分07秒 | 日記
 「40~45歳男性のセックス未経験者は7.9%。「無回答」の5.0%を加味すれば、童貞率が10%を超える可能性もある」ということです。
 
 ゲンダイネットなので、俗悪週刊誌の記事かもしれません。
 こちらから

 
 歴史的にこういう数字が変動してきているのかどうかもわかりませんが、結婚する率が少なくなれば、童貞の率はあがるのかもしれません。だいたいメディアでは、年少者の性経験率が高く、性感染症が蔓延することを心配する論調が多い気がしますが、一方で性や恋愛の市場からこぼれてしまっている人もいるってことですね。
 こういう層と、引きこもりだのニートだのフリーターだのってのはどの程度かぶってるのかなあ、多分直感的にはかなりかぶってそうだなあとは誰しもが思うこと。

 セックスって、少なくともその最中には相手に受け入れられているという感覚をもてます。引きこもりになったりして、完全に自信を喪失している人にとってはセックスをしてもらえるというのは、実は福音な訳です。こんな自分でも受け入れてもらえると一瞬でも思える。
 ゲイの場合には、ハッテン場だのネットの出会い系だので、とりあえずセックスはできちゃう。引きこもりぎみの人にとっては、立ち直るきっかけになります。まあ、なまじっかセックスは簡単にできちゃうぶん、その後の関係性構築はうまく行かなかったりしますが、でもとりあえず挑戦してみようと思えるようにはなります。
 ノンケの場合には、セックスという形で受け入れられるまでに、さまざまな手順を踏まなければならない。これは相当に面倒です。女性は基本的にセックスに対して男ほど貪欲ではありません(一旦、許すと貪欲かもしれません)。
 ノンケは「愛情」だのなんだのをプレゼントを渡したり、言葉巧みに誘ったりしながら女性を誘惑していくスキルが必要とされる。セックスひとつすることが大変なわけですね。
 そういう気力がわかない人は、必然的に恋愛&セックス市場から落ちこぼれていきます。
 現代は恋愛至上主義ということで、こういう人たちには不利な社会状況です。親がいいなづけを連れてきたり、適当に見合いで結婚を決められる方が楽なわけですね。

 ゲイの場合には、セックス・パートナーの人数が多かったり、性感染症が蔓延していたりして、ちょっと後ろめたいところがあるにはりますが、セックスが気軽にできちゃうっていうのは、悪いことばかりでもないですよね。

 (財団法人)日本家族協会の方のコメントも面白いです。

 「今の40代男性は失敗を許されない偏差値教育を受け、青年期にAVが登場。その弊害でセックス観が毒されているのかも知れません。『イク、イカない』に固執し、『勃起しなかったらどうしよう』『イカせられなかったら不安』との強迫観念がセックスを遠ざけてしまう。『面倒だから、AVでヌクほうが楽』となるのです」

 そんなことを考えている人がどれくらいいるのか知りませんが、もしそうなら20代のうちにやっとかないとその後は展望がくらいですよね。

「事実、今の10代は今の20代や30代と比べ、初体験年齢が遅れています。日本の少子化対策で欠けているのがセックス対策。保育環境の整備や改善の前に『男女のコミュニケーションの取り方』を教えなければ、先は見えています」(北村氏)

 初体験年齢が早まることが問題だとしていたのに、多少遅れたらそれもまた問題なんですかね。一体どうなればいいんでしょうか。
 しかし、セックス対策とか「男女のコミュニケーションの取り方」とかいったって、そんなもんどうやって教えるんだよ? 教室にベッドでも用意してピロートークを教えるんですかね? 基本的に個々の試行錯誤でしか得られないもんなんじゃないかと思いますよ。
 それで、そういう試行錯誤をすることができない一群を、少子化対策のために結婚させたいと思うのなら、集団お見合いでもするしかないんじゃないのかね・・・。
 

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