ネコは飼い主に叱られたりすると、あわてて毛づくろいをします。
「うるさいわね!フン」と叱っている飼い主を無視しようとしている行動ではなく、
怒られて動揺した気持ちを落ち着かせようとしているのだそうです。
体をなめると、副交感神経が刺激されて、気持ちが落ち着いてくるのです。
ネコの毛づくろいは、いろいろな目的でやられます。
体の汚れを取るというのが第一目的ですが、それだけではないのですね。
汗をかかない体なので、体をなめてぬらすことで、熱いときは体温調節の役目もしているのです。
そして、毛玉ができた毛並みを整える事もします。舌のトゲはこのとき櫛の役目をします。
また、獲物を待ち伏せて狩りをした、野生時代の体に付いたにおいを消すという習性が
飼い猫になっても続いているのです。
いづれにしても、ネコにとって毛づくろいはとても大切な行動なのです。
私もちゃーちゃんをネコ櫛で時々毛を梳いてやります。
最初は、気持ちよさそうにしていますが、もういいというときは、ガブリと嚙んだりします。
なんだよ~!せっかく梳いてやっているのに!と思いますが、
「もういいです、止めてください」と言葉でいえないのでこんな行動に出るのでしょうね。
そろそろガブリと来そうだなと感じたときに止めると、「そうそう、その辺でやめてくれればいいのよ」
という態度を取りますね。女王様に仕えるのも大変です。