環屋

オタク漫画家環望のヘッポコBLOGなり。まあ見てって。

jの総て

2008年02月23日 00時50分33秒 | Weblog
いつも通りまったり仕事してるはずなのに会う人会う人みんなに「疲れてますねえ…」としみじみ言われる。
あれか、みんなには何か見えるのか?オレに見えてないだけでシニガミ的なにかが(笑)。

来月のフラッパーから読者コーナーは読者の質問に作家が答えるという形式になるらしい。
担当のユルギさんからゲンコの受け渡しついでに読者からの質問を渡された。

「ハードボイルドの和訳は本当に「やせ我慢」なんですか?」

…いや今出てるヴァンパイアバンドにそういう台詞があるのよ。

狩無麻礼を読みなさい!
と一言で返しそうになったが、一応
「慣用句です」
と答えといた(笑)。



最近単行本ったら女流漫画家さんのばっか買ってる。
どれも良かった。
ふくやまけいこさんの「ひなぎく純真女学園」はテッパンとして、
小石川ふにタンの「ゆるユルにゃー!!」は堪らんかった。
悶え死ぬかと思った。かわいくて(笑)。
おのれ小石川あなどりがたし。

そして一番ヤバかったのは中村明日美子さんの「同級生」を読んで。
「しまった!」と思った。「久々にこじらせた!」と。
夜中の三時だというのに「いますぐこの人の他の本読まないと気が済まない」病発症ですよ。
この前はオノ・ナツメさんだったな(笑)。
で、翌日ガバチョと起きてすぐアシスタントたちに「ちょっと買い物があってムニャムニャ」
と訳の分からぬ言い訳をして飛び出し、中野の本屋でとりあえず置いてあった単行本を恥から、いや端から買う。
…BLつーか、まあそっち系な本な訳だが。

で、「Jの総て」ですよ。全三巻。
いや、もうね。
ガッツンガッツン来ましたね。
色んなところに(笑)。
上の方から下の方まで。
仕事場にも帰らず茶店で一気に全巻読破してしまった。
ネットリ濡れ場のある漫画を(笑)。

やたらと女として生まれた不公平や劣等感を訴える人がいる。
それを耳にする度、口を滑らせそうになるのだ。
いいじゃねえか、あんな漫画描けるならオレも女になりてえよ。

無責任かつ想像力の欠如した発言、気分を害した女性がいたなら申し訳ない。
でもこれは嘘偽りない本音。
まあ、どっかの誰かさんに
「それはあんたが男というスタンスにあぐらをかいてるから言えるセリフだよ」
とか言われそうだけどね。

いやおっしゃる通りです。
聞き流して下さい。
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絶望先生観た?

2008年02月20日 01時25分13秒 | Weblog
いやオレ観てないんだけど。
こないだやったばかりの回、Cパートにオレが2カットばかり出演してるはずです(笑)。
お友達であるサムシング吉松氏が作画担当した回なんですが、モブシーンにデジカメで撮影した実写を取り込んで使ってるそうで。
そういえばこないだ沼袋の焼肉屋で横顔撮られたなあ(笑)。

アシスタントが確認した限りでは、思い切り本人確認ができるくらいはっきり写ってたそうです。
エンドロールにも名前入ってたって。
環望アニメデビュー(笑)。
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気もそぞろ

2008年02月15日 01時07分02秒 | Weblog
pixivでお祭り始めたら楽しくなっちゃって、仕事中もそわそわしている私。
中学生かっ!
身内だけでひっそりやって終わりかと思ってたら、見ず知らずの人がわざわざ描き下しで参加してくれたり。
無論マイミクの朋友たちも沢山出品してくれてアリガタや。
おれも土日休み中に何か描くぞ。
テッカマンかきてえなあ。

先日ちょっとドキドキもののお仕事を一つ。
もうすぐ発売されるからいっちゃっていいか。
2/23発売の新谷かおる先生の新刊「クリスティ・ハイテンション」二巻。
この巻収録の「サセックスの吸血鬼」は拙作「ヴァンパイアバンド」のミナ姫がゲスト出演するクロスオーバー企画として一部で話題をさらったのですが、単行本の描き下しおまけ漫画にて再びクリスティとミナ姫が共演します。
…しかも…
その漫画でミナ姫描いてるの、オレ!

ぎゃ~!新谷先生と合作だよ!
緊張した!!
生原稿みた!新谷先生の生原稿!
線超きれいなんですけど!!
先生のご好意に報いるため、わずか四ページながら渾身の力を込めて描きましたよ!
断言するよ!
ここ最近描いた中でこの漫画のミナ姫が一番可愛く描けたよ!
しばらく本編の方あんま出番ないから当然だけど、それを差し引いてもな!
しかもこのエピソードで完全にヴァンパイアバンドと連結します。
あ~、早く印刷されたものが観たい!
みんな要チェックだぜ。
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遊星からの使者!その名は…

2008年02月07日 21時35分53秒 | Weblog
「STARGAZER」!!

私こと環が原作、キャラデザインを担当したアメコミ・リスペクト全開のギャグアクション4コマ漫画
バンダイビジュアルのWEBページ「トルネードベース」にて連載開始しました。
http://www.dot-anime.com/tb/index.html

作画担当は榊原瑞紀(さかきばら・みずき)さん。
イラストレーター兼コミック作画家。
本場『MARVELCOMICS』X-MENの一シリーズである『EXILES』のコミック作画でデビューした超実力派です。
スゲー!ほんとにX-MEN描いてたんだぜ!
オイラが原稿用紙の端っこに落書きしたラフ画が、見よ!このかっこよさ!

現在4話まで掲載中。
かっこ良くもどっか抜けてるヒーローたちの活躍を描いていきますので、覗いてみてね。
タダだから!(ここ肝心)

よろしく!
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仕事中だけど

2008年02月05日 19時42分03秒 | Weblog
いや、なんか仕事に飽きちゃったから、一休み。
適当に何か。

コミックフラッパー100号目届く。
来月の101号目から三号連続の大々的キャンペーン。
気合いはいってる。
毎回おまけ冊子がつくらしいゾ。
一号目はBRAVE10のイラスト集だって。表紙もBRAVE。
…このマンガそんなに人気あったのか…知らなんだ(おい!)。
オイラにも表紙描かせてくれよう。まだ描いたことないぜ。
ちなみに二号目の「二十面相の娘」別冊にはオイラも描かせて頂きます。
小原さんの強い(?)希望でチコとミナ姫様が出会うお話を。
やべえ、小原キャラ超楽しみ。
この調子でどんどんクロスオーバーを繰り返していつかは「さくらの境」に…(笑)。

なにげに楽しいpixiv。
画像をアップしさえすれば、決して多くはないが(<オレの場合はだけどw)ちゃんと反響があるのが嬉しい、
ブックマークしてくれてる人とかチェックしては「この人はきっといい人に違いない」と思い込んでいる。
ちなみにマイピクは全員マイミクと被っている(笑)。
世界狭いな!環!

ついでのようだが、せっかくStickamに呼んでもらったんだから、カメラ買ってこようかと思ってたら、何かずっとメンテ中ですよ。
大丈夫なんかい。

今かかってる原稿は「ヒメガミ」なんだけど、何か今回は異様にいいペースで仕事が進んでる。
締め切り、っていうか手渡し予定は金曜なんだけど、明日水曜には人物作画終わっちゃうかも。
何かあるんだよこういう時は!
誰かが寝込むとか、裏の家で火事があるとか!
桑原桑原。
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映画雑感

2008年02月01日 10時16分02秒 | Weblog
先日珍しく平日が休みだったので、映画を観に行った。
「スウィーニー・トッド」。ティム・バートンの例の奴。
ドロドロエグエグ、血まみれ人肉まみれ愛憎まみれで、久々バートンのダークサイド爆発…の様に見えるが(いや実際そうなのだが)実際はギリシャ悲劇の昔から綿々と続く復讐にまつわる悲喜劇のディテールをきっちり踏襲した古風な内容だった。
多分こうなるんだろうなあ、という読みはできるし、その通りに展開していくのだが、実際そのシーンを目にすると息を飲んでしまうのは画作りと演出の妙だろう。
あんなに痛そうなカミソリ殺人シーンはデ・パルマの「殺しのドレス」以来だなあ(笑)。
独特の色彩で彩られたセットとCGで作り込まれたロンドンの町はまるでディズニーランドの中の様。
お陰で描かれている殺人とそれにともなう猟奇の振る舞いも完全なおとぎ話に昇華されている。
それが良いか悪いかは別として。
ただそういったアプローチでなければ、この物語を描くことはできなかっただろうし、バートンがメガホンをとる必要もなかっただろう。
リアルにやろうとすれば出来上がるのは「八仙飯店之人肉饅頭」だ(笑)。
ま、要約すれば個人的にはも少し悪趣味でもよかったな、ということ。
ちょっとおしゃれ過ぎなんだもん。



今日はツタヤで以前から観たかったアメリカ映画「フリーダム・ライターズ」を借りてきた。
この映画はロス暴動直後、人種対立によりギャング化した生徒同士が抗争を繰り返していた公立高校で、ある女性教師が始めた試みが描かれる。
彼女は一人一人に一冊ずつノートを渡し、自分のこと、頭に浮かんだこと、何でもいいから書き綴れ、と促す。
後に「Freedom writer`s diary」と呼ばれるその記録は生徒たちを劇的に変貌させていくのだ。
そのノートに吐露される彼らの心情は強烈かつ切実で、聞く者の心を揺さぶる。
書くことで彼らは自分自身と自分を取り巻く世界と対峙することになる。

書く、という行為は自分を表現する行為だ。
それがどれほどの力を持っているか、漫画家をやっている自分には痛いほどわかる。
若い頃の自分は「人に読まれることのない、読ませることのない作品などただの自慰だ。何の意味もない」といって憚らなかった。
表現を仕事としているなら、それは真理だ。
だが、ならばなぜ人は日記を書くのか。
誰にも読まれることのない文章を書き綴るのか。
どんなにささやかでも、そこに自分を形作る何かがあることを知っているからだ。
誰にも語られない物語もあっていい。
ヘンリー・ダーガーの少女たちの世界のように。

この映画は実話がモデルだ。
昔からこの手の教育ものには「The true story」と銘打たれたものが多い。
「リアン先生にはかなわない」を下敷きにした「デンジャラス・マインド」や「コーチ・カーター」少し毛色は違うが「タイタンズを忘れない」などだ。
近年「ギャラクティカ」のリメイク版で再評価されている名優エドワード・ジェームス・オルモスが製作・主演した「落ちこぼれの天使たち」なんかはその走り。
「またか」と思わないでもないが、今ここにあげた作品はどれも傑作。
実話には実話の有無をいわせぬ説得力がある。
むろんそれを映画として昇華させる製作陣の手腕があっての話ではあるが。


「Freedom writer`s diary」は和訳され、日本でも読まれているらしい。
一度目にしておこうと思う。
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