仕立てあがった長襦袢にまさか針が！

検針機を使って仕立て上がりの着物や長襦袢の中に針が混入していないかを検査しますよね
それなのに
昨年の5月2日に○○の○○さんに東レシルック夏物絽ポリエステル長襦袢の仕立てをお願いしました
海外仕立てでいいかなぁと思ったんですけど3ヶ月ほどかかると言われ
単衣の季節に着たかったので国内特選仕立てでお願いしました

仕立てあがってきてすぐに着ました
汗っかきのアタシは大汗かいたので帰ってきてすぐ洗濯機へ
ポリは洗ってすぐに乾くしアイロンもいらないし一枚あるといいかも～

でも
そのあとショッキングなことが
干していた長襦袢の衿の下のほうにキラっと光るものが頭を出してました
えっ？なんやのん？
って近づいて引っ張り出したら四ノ三金耳針が・・・
そのときの気持ち、いいあらわせません
針が体の中に入ってしまったら危険です
アタシが小学生のとき、同じクラスの男の子のお母さんが仕事場で針を吸い込んで亡くなられたんです
それ以来、針は怖い！と思ってますから
干していた長襦袢の衿先に光る針を見つけたときのテンションの下がり具合

あ～、東レシルック夏物絽ポリエステル長襦袢で良かった！
これが正絹の長襦袢やったら、すぐに洗濯機で洗いません
着てるうちに体の中へ針が入っていったかもしれません

アタシってラッキーなんだ！
そう思うことにしました

もちろん○○の○○さんは謝りにこられました
仕立てた方の誤りのお手紙を持って。。。
「このたび大変な事態をしてしまい申し訳ありません、お怪我はなかったでしょうか
○○の○○さんと一緒に伺う予定でしたが私用で伺うことができず申し訳ありません
これからは大いに気をつけます○○の○○さんをよろしくお願いします」
↑
仕立てた方は○○の○○さんに叱られたんやろね
それ以降○○の○○さんには行かなくなりました
だって仕立てあがってきた長襦袢をアタシの目の前で検品してくださったのは○○の○○さんの方ですもん

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どうして今日、こんなことを思い出したのかというと
龍の浴衣を洗ったので仕舞おうとしたときにお店のタグの裏にフルネームでお名前が書いてありました
仕立てた方のお名前です
責任を持って縫われているんだ！と感動しました
いろんな呉服屋さんがありますね