香港徒然草

働く元駐妻の香港雑記。うまいもの、ホテル・観光情報を中心にマカオ・南部中国・アジアの情報もお届けします。

香港徒然草119:香港にある3つの「大福」

2006年06月25日 19時18分47秒 | 【香港】食べる
香港にある3つの「大福」をご存知ですか?
え?知らない?そうでしょう、そうでしょう。
だって私が勝手に3つの大福と名付けただけですから(笑)。

とはいえ、香港好きなら知っておいても損はしない3つの大福を今回はご紹介します。

まず1つ目の「大福」は金にまつわる「大福」の話。
徒然草96でもご紹介した通り、中国の人は本当に「金(きん)」が好きです。
でも日本のように装飾品としての金に価値を見いだす場合は18Kでもいいのですが、こちらでは「金=資産」としてとらえていますので、装飾品というよりは資産的価値を強く求めますので販売されている金は「99.999%」という純度の24Kがほとんどです。
こうした純金の置物やアクセサリーなど金細工で有名なのが周大福。
企業のホームページによれば、1929年に創業し、香港、アジアを中心に100都市で421店舗を所有しています。
オーナーは鄭裕{丹彡}氏。周大福は新世界発展(ニューワールド:香港株式0017)の筆頭株主でもあり、約35%の株を所有しています。グループ全体での総資産はなんと50億米ドルを超えるとか!
そんなにすごいコングロマリット企業なのに残念ながら非上場の為、一般市民は恩恵にあずかることができません。
中国本土での出店も勢いづいていますので、いつか株式上場するような事があったら覚えておきたい企業の1つです。

お次の2つめの大福「大福証券」(香港メインボード0665)
最近日本では中国・アジア株ブームですので、ネットで中国株のトレードをしている一部の方には、実はすでに有名なのがこの「大福証券」です。ここ数年香港で最優秀証券会社として表彰されるなど、非常に注目をあつめている証券会社です。
扱っている商品もファンド、債券、先物、株式等幅広く扱っています。
日本人スタッフや日本語を話すスタッフがいることから、日本人に対して、この大福証券で口座を開くのとHSBCで口座を開く為のツアーを斡旋している会社が沢山あるほどです。
香港の株式市場では、オフショアのものを含め世界中のファンドを自由に購入できることや、株式の売却益に一切税金がかからない為、多くの投資家から人気なんです。

そして3つめの大福がこれ。

こちらは本当に食べれる大福です。
香港では日本の大福はほとんど冷凍で輸入されてきますので、和菓子やさんのあの、出来立ての柔らか~い大福はなかなか食べられません。香港に住んでいる人のお土産として、その人が和菓子好きの人だったら出来立ての大福を買っていったら喜ばれる事間違いなし。それぐらいおいしい大福には出会えないのです。。。
ところが、香港でも見つけてしまいました、おいしい大福。
厳密には焼いてあるので大福というよりも、福岡の太宰府天満宮にある「梅が枝餅(うめがやもち)」に近いかもしれませんね。上新粉でできた薄い皮の中には甘さ控えめのさらし餡が入っています。
焼き立てをその場でほお張って食べるのは最高に幸せです。


旺角の花園街の一角で衣料品店にまぎれて軒を構えるこのお店は地元でも知る人ぞ知るお店。
中華菓子専門のお店なのですが、この「焼豆沙餅」(5ケHK$13)を求めて常にお店の前には人だかり。
次から次から奥から焼き立てのお餅が出てくるのですが、出てくる片っ端から売れていきます。
この焼豆沙餅以外にも鶏仔餅など昔懐かしい素朴な中国菓子を買う事ができます。
以外に日もちするので、次の日に持って帰るぐらいなら日本にも持ち帰れるでしょう。
持ち帰ったら冷凍庫に入れておいて、食べる前にトースターで軽く炙るといいですよ。
ガイドブックにも出ていない、地元ならではの「大福」。ぜひいかがですか?

●奇趣餅家
九龍旺角花園街135号地下 電話 2394ー1727 
コメント
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