多摩川新聞ブログ

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街の灯 エロ・グロ・スキャンダル

2017-10-24 23:21:58 | 街の灯
 今どきの週刊誌を「エロ・グロ・スキャンダル」の華ざかりと評する人がいる。本来の週刊誌の在り方から遠く離れて行ってしまった感がある。
 もともと週刊誌は、新聞記事を読みそこなった、読んだがもう一度読み返したい、あの記事はどうだったかなあ、などと一週間の新聞記事をまとめたのが週刊誌である。そこで誕生したのが「サンデー毎日」や「週刊朝日」、「週刊読売」である。
 新聞記事ばかりでは面白くないので、生活や健康などに関する記事を掲載し、そのほか連載小説などを載せては読者に愛されたものだ。
 週刊誌から生まれた作家や有名小説もある。時代小説が多く、柴田錬三郎(市バレン)の眠狂四郎。円月殺法なる必殺技を編み出した。五味康介の「柳生武芸帖」。なかでも吉川英治の「新・平家物語」などは長期連載で映画化されたほどだ。現代小説も連載された。井上靖の「氷壁」「その人の名はいえない」など。
 それが、新聞社以外の出版社が眼をつけ、週刊誌に手を染めた。講談社が「週刊現代」、新潮社が「週刊新潮」、文芸春秋社が「週刊文芸」小学館が「週刊ポスト」といった具合だ。中身は、エロチックでグロテスク、スキャンダル記事ばかりで世間を騒がせている。
 エロチックといえば、ヘアヌードを袋とじで売り物にしたり、アダルトビデオのCDを付録にしたりあの手この手で売りまくっている。肝心の本屋ではなく、主にコンビニで売られている。
 有名人の不倫や薬物乱用を取りあげ、それを面白おかしくテレビがワイドショウで採用し、ますますエスカレートして世間の話題を独占している。
 一時は、写真週刊誌なるものが流行ったが、今はない。エロ・グロ・スキャンダルの週刊誌も、そう長くは続かないことを祈る。
(裕)
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