多摩川新聞ブログ

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街の灯 命を削るカンナ

2017-10-24 23:28:53 | 街の灯
 当社で整理記者を募集したことがある。応募してきたのは主婦が多く、かつて学校でPTA新聞を作っていた経験者ばかりだった。
 応募してきた主婦に、「整理記者」について質問したところ、新聞のバックナンバーを整理し、必要な記事をスクラップするのが整理記者だと、答えが返ってきた。
 ここでいう新聞用語の整理記者とは、どの記事をトップにし、次に準トップをレイアウトし、どう見出しをつけるか、リード文、すなわち前分をどう書くか、それによって読者をひきつけ本文へ読み続かせるか。
 見出しひとつで、記事をいかに惹きつかせるか。整理記者の腕の見せ所である。
 また、本文に誤りはないか、ウラはとっているか、プライバシーに抵触しないか、などと前線記者に問い合わせ、さらにキャップに念を押す。朝刊に間に合わせるためには、深夜に及ぶ。そして、刷り終わる前のゲラをチェックしてようやく整理記者の朝寝がはじまる。こうした神経を使うところから、整理記者のことを“命を削るカンナ”と呼ぶ。
 駆け出しのころ、朝刊ではないので時間に制限はないが、一本の見出しを考えるため徹夜をしたことが何度もある。それだけ見出しをつけるのには、手間暇を惜しまずかける仕事である。
 電車の車内の週刊誌の中づり広告が、その典型である。いかに惹き付け、週刊誌を買わせるか。派手な見出しで、中身を見てがっかりした人は少なくないはずだ。
 最近では、見出しを先に考え、真実を正しく記事にしては本文につなげるようにしている。ただ、厄介のはエンピツで記事を書かず、パソコンに頼っているので、変換ミスに陥りやすいことだ。それにつけても、日本語とは、いかに同音異義が多いことか。
 毎日、パソコンとにらめっこしているきょうこのごろである。
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