多摩川新聞ブログ

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チネチッタ名画座

2014-07-26 07:52:48 | 懐かしの名作映画劇場


(c) 1974 by Paramount Pictures and The Coppola Company. All Rights Reserved.


 1972年に公開された『ゴッドファーザー』の続編。ただ、物語の時系列が複雑で、前作のマイケルのその後を語るとともに、若き日のヴィトー・コルレオーネがのし上がっていく様を描いている。観客は、こころを整理しながら鑑賞することをお勧めする。
 今や世界の2大スターにのぼりつめたアル・パチーノとロバート・デ・ニーロの共演。アル・パチーノはドン・マイケル・コルレオーネを演じ、ロバート・デ・ニーロは若き日のヴィトー・コルレオーネを演じている。いわば親子をそれぞれ演じているが、時代は違う。
 同映画は二つの物語が同時進行で語られる。一つ目の物語の舞台は1958年から1959年で、前作『ゴッドファーザー』に続くマイケル・コルレオーネの姿が描かれている。もう一方の物語は1901年から1941年までの、マイケルの父ヴィトー・コルレオーネの在りし日の姿を描いている。幼いころにニューヨークにわたりコルレオーネ・ファミリーを築いていくヴィトーの物語と現在のファミリーを守るために戦うマイケルの苦闘とが交錯する。
 2大スターの共演とはいうものの、アル・パチーノとロバート・デ・ニーロが一つの場面に登場することはないのも特徴のひとつ。その後も、二人が共演(競演)した映画があるが、これまたワン・シーンに二人が登場することはなかった。この時は、監督の機転でひとりずつ撮影し、ロケ地でも顔を合わせることはなかったという。

1974年 アメリカ 監督/フランシス・フォード・コッポラ 脚本/マリオ・プーゾ&フランシス・コッポラ 出演/アル・パチーノ、ロバート・デュバル、ダイアン・キートン、ロバート・デ・ニーロ
7/19(土)~25(金)9:30~上映。
料金:大人・シニア¥1000、大学生以下¥500

懐かしの名作映画劇場「慕情」

2012-02-15 14:56:53 | 懐かしの名作映画劇場
新聞記者と女医の悲恋

1955年、アメリカ/監督/ヘンリー・キング/原作/ハン・スーイン/音楽/アルフレッド・ニューマン/出演/ジェニファー・ジョーンズ、ウィリアム・ホールデン

 中国人と英国人の血をひく女医ハン・スーインの自伝小説の映画化。 「東洋の真珠」といわれる国際都市・香港(イギリス領)を舞台に、アカデミー賞受賞の主題曲「LOVE IS A     MANY SPLENDORED THING」に乗せて、恋の素晴らしさを甘美に、そして切なくつづった恋愛映画の傑作。
 舞台は1949年の香港。パーティーで知り合った妻のあるアメリカ人新聞記者マーク(ウィリアム・ホールデン)と一目で恋におちた女医で未亡人のハン・スーイン(ジェニファー・ジョーンズ)。逢瀬を重ねる小高い丘のヴィクトリア・ピークやレパルス・ベイでの水泳など、二人は強く惹かれ合う。特に浜辺で、タバコの先を触れ合わせて火を移すシーンは実にロマンチックだ。
 妻とのことを考えると、イライラしてツメを噛むクセがあるマーク。一時はツメを噛むクセがなくなり、ハン・スーインは女児のように喜ぶが、それもつかの間、シンガポールにいるマークの妻は離婚に応じない。
 マカオで初めて二人だけの休日を過ごすが、やがて朝鮮戦争の勃発。マークは従軍記者として戦地へ赴く。そして戦死の知らせ。ハン・スーインは、いつまでも丘の上に立ってはマークを偲ぶのであった。
 この映画でジェニファー・ジョーンズは、スリムで美しい肢体にチャイナドレスを優雅にまとっているのが印象的で実にエキゾチック。知的な美貌を引き立たせている。このドレスをデザインしたチャールズ・ルメイアーは55年度のアカデミー衣装デザイン賞を受賞した。
 この映画のヒットで、欧米ではチャイナドレスが大流行した。
恋に歓喜し、絶望に打ちひしがれるヒロインを、ジェニファー・ジョーンズが見事に演じている。また、ウィリアム・ホールデンは、香港をこよなく愛し、別荘を構えたほど。60年には香港を舞台にした中国人女性とアメリカ人画家の恋愛映画『スージー・ウォンの世界』を撮っている。