多摩川新聞ブログ

川崎の地域情報を提供する「多摩川新聞」の連動ブログです。

いっぴつせん 空が好き

2011-09-02 13:53:44 | いっぴつせん
 空が好きです。散歩をしている時など、立ち止まって空を見上げることがしばしばあって、見上げている一瞬は私の回りの慈顔が止まっている、そんな気さえすることがあります。
 晴れた日の太陽も、どこまでも高く見える青い空も、真っ白で綿アメみたいな雲も好きだけれど、どんよりとした重い雲も嫌いではありません。
 夜の月も好きです。少し変化も知れませんが、月の形が気になって仕方ありません。満月の時などは、前世は狼男なのではと思うくらいちょっと興奮しています。
 「蛍の光、窓の雪・・」ではありませんが、本当に月明かりの下で読書をしたかもしれない昔の人の気持ちに、自分を重ね合わせたりして楽しむこともあります。

 でも今は、この空の続く先には多くの被災した人たちがいて、その人たちは、空を見上げるなどというゆとりがない中で生活をしているかと思うと、つらい気持ちになります。
 今は日本中の人たちが下を向いて生活をし、下を向いて歩くことしかできないような状態かもしれません。被災した人たちはもちろんのこと、被災していない人たちでさえも、日常生活の中でいつも不安や落ち着きのない気持ちを抱えていて、心から笑って過ごしている人は少ないと思います。人は不安が或る限り、心からは笑えません。不安のない生活がおくれるようになってほしいと願わずにはいられません。(ま)

野の花

2011-09-02 13:48:16 | いっぴつせん
 前から好きな野の花があった。近所の空地にもその花が咲いていた。ある時、その空き地に家が建つことになり、私は大工さんにお願いをして、その名も知らない花を少し分けていただいた。それから1年以上が経ち、わが家のあちこちに小さなピンクの花を咲かせている。嬉しいことに最近では鉢にも種が飛び、そこにも花が咲いている。私は鉢をその花でいっぱいにしたくて何株か植え替えた。でも、後から植えた花は日々元気を失っていった。草花に詳しくないけれど、土のせいだろうと勝手に想像している。後からきた彼らにとってそこは、今までの環境ではなく自分の居場所ではなかったのかもしれないと思って移した事を悔やんだ。環境が違うという事はそういうことなのだと思った。
今回の東日本大震災でも多くの方々が住む所を失い、自分の意志ではなく故郷を離れている。川崎にも多くの方々が一時避難をされている。その方々が心ないイジメや中傷、嫌がらせを受けたというニュースもある。もちろんそのような人ばかりではないが、被災した人たちの心が折れないように、安心して暮らしていかれるように、手助けをして欲しいと心から願う。
 ところで数日後、今にも枯れそうだった葉の横に新しい芽が出ていたのを発見した。新しい居場所で頑張ってくれたと思ったら心の中がほっこりと温かくなっていった。(ま)
 余談ですが、以前『いっぴつせん』で手袋をなくしたことを書きましたが、あの後、ひょっこりと出てきました。「念じれば通じる」、今は特に信じたいです。

わが家のイチゴ

2011-07-10 08:00:58 | いっぴつせん
 今、子どもが「通路」とよぶわが家の「庭」には、今、イチゴが真っ盛りです。「ワイルドストロベリー」という品種のそのイチゴは数年前に友だちから1株もらったものがいつの間にか種が飛び、今では大小で10株くらいに増えています。ワイルドストロベリーは普通のイチゴの5分の1位の大きさでとても小さいのですが、それがまた可愛らしい。
 私は毎日眺めてはイチゴのでき具合をチェックして、「明日はこれが食べごろだ」と目をつけているのですが、そう思っているのは私だけではなくて、アリやなめくじに先に食べられてしまう事も多々あります。
敵もやっぱり美味しく甘い香りを放っているイチゴは大好物らしく食べごろが分かっている。というわけで毎朝、「よし、今日は大丈夫だった」とか「先を越された」とか一人でブツブツ。
こんな本当にささやな日常、それが小さな幸せ、ひと時です。びっくりするくらいの幸せも1年に一度くらいは欲しいけれど、ほんの少しでも良いから小さな幸せを感じられたら人は生きていけるのかもしれないと思います。こんな時だから、小さな幸せをつなげていって、みんなで幸せになりたいと心から思います。
そして私は、まだしばらく虫たちと攻防が続きそうです。(ま)

いっぴつせん 傘かしげ

2011-06-15 16:04:22 | いっぴつせん
 江戸しぐさの中に「傘かしげ」という動作があります。
以前からこの言葉のもつ心地よい響きと柔らかな、そして何となく漂うような雰囲気が好きでした。
言葉の意味もまた優しく、狭い通りなどで傘をさした人たちがすれ違う時に、お互いの傘がぶつかったり、雨露がかからないようにと相手とは反対側に自分の傘を傾けるしぐさをいいます。ほんのちょっとしたしぐさにすぎませんが、なんとも思いやりのある動作だと思います。
実は私はそのしぐさは、誰もがやっているであろう「あたりまえの動作」とずっと思っていました。でも最近はそうでもないのだと思うようになりました。ぶつかりそうになることが結構あります。そんな時には昔からの良き風習が忘れられていくようで寂しい気持ちになります。
 また子どもの頃から、雨の日に傘を忘れた友だちがいたら自分の傘に入れてあげ、たとえ自分が多少雨にぬれたとしても相合傘で一緒に歩いて帰ったものです。それが最近の子どもたちのなかには、自分だけが傘をさして一緒に歩く友だちはびしょぬれで歩いている姿を何度か見たことがあります。今どきの風潮として持ってこなかったのは自分の責任といわれてしまいそうですが、そういう光景を目の当たりにすると、自分の心の中でも冷たい雨が降っているような気持ちがしました。
これからが梅雨本番。傘にお世話になる機会も多くなります。どうかほんの少しの気配りを回りの方にしていただければと思います。たとえ相手がしてくれなかったとしても…です。(ま)

いっぴつせん 片ほうの手袋

2011-04-10 20:27:03 | いっぴつせん
 茶色の手袋をなくしてしまった。
 昨年暮れのバーゲンセールの時に購入したばかりだから、たった3ヵ月ほどのお付き合いしかない。
元の値段はそこそこの金額だったが半額だったためかなり得をしたと喜んでいた。第一、皮のしなやかさがとても気に入っていた。日々使うごとに、手にもすっかり馴染んでいた。
 今、片割れがテーブルの上で、寂しそうにしている。
手袋は「対」だからなくしてしまうと片方が残ってしまう。半分だけが残ってしまい、かえって目につくから始末におえない。さっさと残った方も捨ててしまえば良いのかもしれないが、もしかしてひょっこり出てくるかもしれないと思うと、なかなか捨てられずにいる。いっそのこと一緒になくしてしまったら忘れられたのにと思う。
夫婦もそうだ。一心同体などとまでは言わないが、ともに白髪の生えるまで元気で一緒に暮らせることが何よりだ。
夫婦の日(11月22日)はとっくに過ぎているが「対の片割れ」、お互いにいたわりあって元気で暮らせるように健康には気を付けてほしいと願うばかり。
でも春はもうすぐそこまで来ている。
手袋やコートを脱いで身軽になる日も近い。(麻)

いっぴつせん 被災した友

2011-04-10 11:10:24 | いっぴつせん
 友だちが被災した。彼女は釜石に住んでいた。地震のほんの1時間前までメールの交換をしていた矢先の出来事だった。最初にテレビで釜石の映像を目の当たりにした時には、もう会えないかと思った。メールを何度か発信し、最後は「生きていて!」だったと思う。4日後くらいにメールが届いた。「生きています」と。彼女は幸いにして家で暮らせていると言っていた。
彼女から必要な品物を聞いて、宅配のお兄ちゃんに「必ず釜石まで届けて下さい」と何度もお願いをして荷物を送らせてもらった。それが無事に届き、釜石から去る人たちとささやかな「お鍋の送別会」が出来たからとお礼のメールが届いた。少しは役にたてたかと思ったらちょっとだけホッとした。
その後、ライフラインも復旧したというが、3日前の震度6強の地震でまた停電になってしまったらしい。それでもガスと水道があるから大丈夫だと気丈に言っている。
そんな暮らしの中で、彼女は避難所に通って炊き出しのお手伝いをしているという。脱帽だ。どこにそんな力が隠されているのか、信じられない。被災者でもない自分の心が揺れていたことが情けない。被災した人から反対に生きるエネルギーをもらってしまった。人は困難に立ち向かったときにより大きく強くなれるものだと実感している。 
(ま)

ジュニア・ハイ・スクール消防隊へ修了証交付 高津消防署

2011-02-13 11:32:22 | いっぴつせん
 高津消防署(佐久間眞一署長)では、中学生を対象に消火栓を使った放水活動を学んでもうらおうと、同消防団と連携して「ジュニア・ハイ・スクール消防隊」の育生指導に取り組んできたが、今回、第1回目の指導が修了し、市立西高津中2年の生徒10人に対して修了証を交付した(=写真)。
 同育生事業は、大規模は地震災害が発生し、区域で火災が発生した場合に備え、地域の自主防災組織と一緒に、町内会などに設置してある消防ホースを使った消火活動が円滑に行われるように、消火栓の操作、ホースの延長作業、放水方法など身に付けてもらうため、昨年11月から放課後などの空いた時間に指導を受けていた。また1月には高津消防出初め式でも、その成果を市民に披露した。
 同訓練を終えた10人には、佐久間署長より修了証の交付と、「高津ジュニア・ハイ・スクール消防隊員」として登録された。
 登録された生徒は次のとおり(敬称略)。
 ▽要将大、河西翔大、肴内藏直輝、篠村拓也、中川章吾、川端涼平、佐保田修一、人見泰央、飯尾祐大、井内魁人

平成22年中の火災と救急の概要について

2011-02-13 11:31:37 | いっぴつせん
住宅用火災報知機の早期設置を

平成では09年に続いて少ない件数


 川崎市消防局は、2010年度の市内における火災と救急件数を発表した。
 それによると、火災件数は388件で前年の372件から16件(4・3%)増加し、平成に入り、一日あたりの発生件数は、1・1件で平成に入り09年に次いで少ない火災件数となった。なお、5年間の平均は約420件となる。
 火災件数を建物、車両、船舶、その他の火災に分類すると、建物火災が最も多く、249件で、全体の64・2%を占めている。
 火災原因は、放火(疑いを含む)によるものが111件で、前年と比べ6件増加し全体の28・6%を占めており、依然として出火原因のトップを占めている。放火の次に、こんろが67件、たばこが59ケンノ潤となっており、こんろのうち、天ぷら油による火災が42件で、前年と比べ21件増加している。
火災による死傷者は、死者は11人発生し、前年より3人増加している。このうち、建物(住宅など)火災による死者は8人だった。
年齢別では10歳未満が3人、20歳代が1人、50歳代が1人、60歳以上が5人、年齢不詳が1人で、このうち65歳以上の高齢者は前年より2人増加し、4人だった。負傷者は64人発生し、前年より9人減少している。
救急出場件数は、2年連続で増加しており、平成22年は、5万8千117件で前年と比べ、1676件(3・0%)増加し、一日の平均出場件数は159・2件で約9分3秒に1件の割合で出場したことになる。
搬送人員は2年連続で増加しており平成22年は、5万8千486件で前年と比べて1900件(3・8%)増加し、市民の27・6人に一人を搬送したことになる。事故種別の内訳では、急病が3万4千689人で、全体の67・4%を占め、次いで一般負傷が7千321人(14・2%)、交通事故が4千550人(8・8%)の順になっており、この3種で全体の90・4%を占めている。22年の特徴としては、インフルエンザによる救急搬送は減少したが、熱中症による救急搬送が急増し、平成21年中の熱中症により救急搬送は77人であったところ、平成22年中は412人と約5・4倍となり、出場件数増加の一因となっていることが挙げられる。
市消防局では、市民に対して、前年から6件増加し、依然火災原因のトップであることから、引き続き放火されない環境づくりに協力をお願いするとともに、住宅などの火災において逃げ遅れによる死傷者の発生防止に向けて、「住宅用火災報知機」設置の猶予期間が今年の5月31日までとなっているので、早期設置を呼びかけている。
また、依然として軽症者が運送人員の6割を占めているため、市民から一度に救急要請が重なると、重症患者が発生した場合に現場到着が遅くなるなど、救える命も救えない状況になってしまうため、引き続き市民の方々に救急車の適正利用について理解と協力を求めている。
 市では救急医療情報センター(044-222-1919)で24時間体制で医療機関を紹介しているほか、医療機関までの交通手段に、応急手当て講習を修了した乗務員の乗車するタクシーや民間救急車を案内する「サポート救急」制度を利用するように呼びかけている。

市食協 募金箱設置で市に寄付

2011-02-13 11:30:25 | いっぴつせん
 (社)市食品衛生協会(池谷修司会長)では、新春に行われた賀詞交換会において、高齢者福祉に役立てて貰おうと募金箱を設置し、会員などから寄付を募ったところ現金5万円が集まった。
そこで先月24日、池谷修司会長と吉岡宣行専務両名が市役所を訪れ、菊地健市健康福祉局長に寄付金が手渡された。なお、同協会は平成15年度にも寄付をしている。