美輪明宏氏 オノヨーコ氏を撮影するということ、ポートレート撮影の極意

両極端なお二人

いろいろなシーンを撮影させていただきました。

三輪氏を含めて、撮影するときの明るさと、撮影する顔の向きが
大切なポートレート撮影。

「顔」って左右対称でないので
必ず右から見て、左から見て、表情の違いがある。

これをどう捉えて、撮影するかでできが違ってくる
まぁ、ライティングも大切だが、まずは表情の自然さを
重視すると落ち着いた写真が撮れる。

三輪氏ですと、自身でも表情の事はご存知なので、
どちらから撮影されれば良いのか、逆に指定する事も
少なくない。あとは、照明でシンプルに仕上げれば
自然な感じになる、あまり、明るすぎるのも私としては
嫌いなので、撮ったその場で、いろんなバージョンをご本人に
見せてあげれば問題ない。

オノヨーコ氏は人見知りである、
撮影するカメラマンを指定してくる。

撮影すると、いうことよりも
信頼関係、お友達感覚といった撮影で臨むのが一番の近道。

ポートレート撮影の定番で、モデルさんとの会話で
自然な表情の瞬間を捉えてあげる、ただそれだけである。

カメラマンが難しいと考えると以心伝心、硬さが被写体に伝わるので
撮影に自信がなくてもとにかくリラックスするだけである。

最近は、子供を撮影することも
同じなんだなぁーと、感じる。

卓球 野球 サッカー アメフト ラグビーを器械体操を撮影できると、仕事の幅が広がる。

何れにしても、プレーの様子を欲張ってアレ　コレ　撮影しようと思うと失敗する。

ニューヨークヤンキーズ、メッツ、と、長谷川　野茂　伊良部　松井と
たくさん出会って、たくさん撮影してきました。

撮影するシーンを分けて、注目するつもりでフォーカスすると
難しくはない。

例えば、バッテイィングの球追

難しくはなく、あえて言うと
打った瞬間、急いで球を追ううするから
球の軌跡を見失うだけなので、コツとしては
打った瞬間、肉眼で球の方向を見極めて、そっちの方向に
カメラを向ければいいのである。

このコツを踏まえれば大抵は大丈夫。

テニス　卓球は逆で選手に言わせると
アップは必要なく、選手の動きとその球の軌跡が
一つ目の画面の中で見えていることが大事。

つまり、ツーショット、いわゆる選手が二人入っている
サイズで撮影する必要がある、お互いの距離が他のスポーツに比べて
変わることが少なく、球のラリーとラリーの軌跡が重要。

アメフト　ラグビーの撮影は、
ルールを熟知しているわけでもないが、とにかく、フィールドのセンターにカメラを陣取り
キックオフやスクラムのフォーメンションを意識しつつ、ヨリすぎず、引きすぎずな
サイズをキープすること。これに限る！

報道カメラをすることもあるが、元ラグビー選手の報道記者と同行して
撮影する機会もあり、いろいろ実践してみてその記者から
編集しやすいとお褒めの言葉をいただいたので、この撮り方で間違いはない。

自身はスポーツの経験はほとんどないが、コツを見極めれば
写真もビデオも完璧に撮れる。最初の頃はドキドキだったけどね。

器械体操　画角を決めて狙うだけ
ヨリ　引きしていては瞬間を撮ることができず
編集も大変なので、割り切って画角を決めて瞬間を狙う
これに限る！

もし、カメラ位置が選べて、選手の表情が撮ることができるなら
種目に入った選手の表情からズームアウトして
全身が入るくらいの画角にしてあげれば、報道カメラマンとしてOKである。