辛口の中にも愛を!!ビデオグラファー愛

赤ちゃんから皇室を撮るカメラマン
そんな自身の創意と意志を伝えるブログ

影響を受けた映画

2016-01-11 21:51:08 | 映像
成人式を迎え、ついつい自身の20歳の頃を
思い出してしまう今日この頃、
昔も、今も、たいして変わら無いなぁーと感じつつ、
成人式で暴れる奴も、少なからず、昔もいました。

そんな昔を思いつつ、過去の映画作品で
感銘を受けた映画を紹介します。


まずは

山川直人監督、我が撮影監督協会の先輩で、日本に撮影監督という
地位を築いた「高間賢治カメラマン」の代表作である、
「ビリーザキットの新しい夜明け」

内容は割愛しますが、本編の撮影を一つのセットで撮影したいという
アイディアから始まった画期的作品でもあります。

ストーリーは馬鹿馬鹿しいものですが、
出演者に、三上博史、室井滋、メジャーになる前の内藤剛、鮎川誠、
ダチョウ倶楽部、三宅裕司、磯野貴理、レオナルド熊、と、錚々たるメンバーが醸し出す作品

ストーリ展開は、自主映画のノリで、こんな演出も有り! なのかという点で
今の私の演出方法にも影響を与えています。

そして、

2014年に死去 長嶺 高文監督の代表作品 「ヘリウッド」
テレビディレクターとしても注目株の長嶺監督

音楽は遠藤賢司氏

内容は割愛しますが、これこそ、スプラッター コメディという地位を獲得した
作品で、劇中に出てくる遠藤賢司氏の楽曲「東京ワッショイ」「痛好みロック」の
PV演出が好きで、この雰囲気も私の音楽PV演出に影響を与えました。

さらに、

日本の怪談映画を語る上で外せ無い、「中川信夫」監督の
代表作「地獄」「四谷怪談」1960年の作品

「地獄」は、映画の前半で出演者が劇中で全て亡くなってしまうという設定、
天知茂氏の妖艶さも手伝って、後味の悪い映画ではありますが
当時の高度成長期と相まった、イケイケの風習を垣間見ることができる作品です。

「四谷怪談」 1959年の作品

四谷怪談の映画はさらに遡ると色々ありますが、中川信夫氏が初カラーフィルム撮影されたものです。
とにかく、血の色が印象的な作品で、幼少期にテレビで放送されてされた時に
夢でうなされてしまうほど、今でも鮮明に覚えている映画です。



紹介した映画は、決して派手はなく、興行的にはどちらかというと
「ハズレ」てしまった作品という印象が強いのですが、
私が学生の頃から目指していた、映像制作に影響を与えた作品で、非常に今でも
思い入れがあります。

他にも、

「街角のメルヘン」(アニメ)で、キャラデザインを天野 喜孝氏、美術監督 小林七郎氏
声優に永瀬正敏氏の作品も影響を与えた作品です。

過去の作品も見直すと、当時のハングリー精神を感じ、
昨今の制作魂に火をつけるものとなっています。