それほんと?

キラ様のデスノート

米IBM、サービス事業に10億ドル投資

2006年02月17日 | IT
 昨日に引き続きIBMのサービスビジネスシフト戦略が発表された。

ビジネスドメインをサービスに移行することは適切なのだろう。しかしだ。考えてみると、IBMは、HWの分野で重大な失敗をしている。

中小型、パーソナル分野で成功していないということだ。サービスビジネス分野も主戦場が大企業から中小企業へシフトしている。HW分野の失敗は、大型機のビジネスモデルを中小型機分野に適用したことだ。同じ失敗をしないためには、新しいビジネスモデルを導入することだろう。

また、SW分野の発展はすばらしくシステム開発がコモディティー化しており、特殊な領域のシステムを除けば、誰でも作れる時代が始まっている。

戦いに勝つには、この分野の競争相手とどう戦うかにかかっているのだろう。

IBMのOBとして、気になる。

それが本当の話だ。

団塊世代の退職

2006年02月16日 | IT
 中小企業にとってこんなチャンスはない。

日本の戦後経済を発展させてきた団塊世代が現役を引退する時期が近づいている。

彼らは、日本で一番多くの経験と知識、技術、スキルを持った集団だ。その集団が働く場所がないといっている。まだまだ働きたいのにそのチャンスが少ない。

ここは、ひとつ中小企業のお手伝いをしてみてはどうだろうか。そのままお出でいただいて、すぐ働ける。即戦力だ。

給料が払えないと嘆く必要もない。普通でいいという人も多い。若い社員を指導することも、教育することもできる。

パーソナルナレッジライフサイクルの総仕上げとして、若人にスキルトランスファーする。

そして社会に最後の貢献をする。

そんなチャンスがそこにある。飛躍するチャンスがそこにある。そんな支援サイトが出来上がっている。

http://www.kp104.com

団塊世代の退職は、中小企業に無限の可能性をもとたらす。前向きに捕らえるべきではないか。

それが本当の話のように思えるが。

IBMのビジネスモデル

2006年02月16日 | IT
 IBMがサービスビジネス体制を強化するらしい。

意図するところは何か?それは、IBMがリードしてきたビジネスモデルが破綻しそうだからではないか。

サービスビジネスの主体が大手企業から中小企業へシフトしている。従来のような大手向けのコスト体質では、これらのマーケットに受け入れられない。

ソフトウェアパッケージ会社も同様だろう。だから、中小向けパッケージなるものを商品化している。しかし、まだまだ高い。難しいだろう。

サービスビジネスはシステム開発、運用、保守などを中心にするが、残念なことに流用設計、開発、保守というコンセプトが定着していない。従って、開発工数でビジネスをするモデルから抜け出せない。

データベースやWebを使った業務システムは、いくらでもある。一度作ってしまえば、いくらでも応用が利く。そこが、人月工数ビジネスからの脱出ポイントのひとつだと思う。

中小零細のIT企業で働くIT技術者はたくさんいる。ちょっと業務を知った人がいれば、システムはいくらでも作れる時代だ。

今までのビジネスモデルを押し付けられる中小企業はいい迷惑だ。

それが本当の話のように思うが。

サプライチェーンのコンサルティング

2006年02月14日 | IT

 突き詰めると3つの課題に突き当たる。

必要な数の計算、必要なタイミング、それが実行できなかったときの修正方法。

これをどう実現するかでビジネスの精度が左右される。もし、営業部門、開発部門、調達部門で生産部門の対応方法が理解されていれば、全体として最適化したプロセスを構築できる。

システムを作成する際、必要な部分は非常に少ない。なのに、何故が統合パッケージだの総合システムだのに頼ってしまう。

これは明らかに過剰投資だ。よいコンサルティングにめぐりあっていないからだろう。

以前、日本で一番大きなコンサルティング会社のCEOに日本で一番大きな自動車会社へのサプライチェーンシステムのコンサルティング提供方法について聞かれたことがある。

もちろん答えは簡単、明快だ。あなたたちにはできないからおやめなさい、だった。

この会社、日本で2番目に大きい自動車会社にサプライチェーンプロジェクトを売り込んだが、結局プロジェクトは中止、損害賠償が10億円単位、、とさんざんな目にあった。

何回もここで話しているが、実業の経験がない会社がいくら新しいコンセプトをもってきても、それは実業をしている会社にはかなわない。

それが本当の話だ。


コンサルティングの意義

2006年02月14日 | IT

 会社活動と利益の関係を知っているからだろう。

企業だから利益を出し、拡大することが必須になる。利益は、社員、株主、社会に還元される。

コンサルティングが意味を持つのは、企業の利益をどのように出していくかを知っているからだろう。SCM、全体最適などのはやり言葉を知っているからではない。

やはりそこは実業の経験が必要になる。いろいろな問題を整理分析するメソッドも必要だが、それを活用するバックグラウンドが必要だ。

だから、コンサルティングはベテランの領域の仕事だと考えていい。団塊の世代が退職を迎えるが、コンサルティングを必要としている企業は一考すべきではないか。

それが本当の話だと思う。