武部幹事長、変だよ

今日、ＮＨＫ朝の政治討論で福井総裁の議論があった。

武部氏曰く、日銀法その他の法令に違反していないから問題ない。ルールに従って適正に処理されている。それが武部氏の主張だ。

ホリエモンや村上ファンドの例が示すように、ルール至上主義というのは基盤が弱い。ルールに従ってという言い訳は、非常にうまく使える。今回もそうだ。

ルールはあいまいなところがある。それが、グレーゾーンと言われる部分だ。賢者はそこの部分をクロとして物事を進めている。だから、賢者として尊敬される。しかし、ルールを主張する輩は、そこをシロと主張する。シロと主張することによって、自己の利益を確保、保全する。武部氏もこの例に属する輩と同じ主張をしている。

賢者が国民政治の舞台にいない日本の現状は悲惨なものだ。

今の政治に希望が見えない、社会に希望が持てない主要な原因はここにある。

それが本当の話。