突き詰めると3つの課題に突き当たる。
必要な数の計算、必要なタイミング、それが実行できなかったときの修正方法。
これをどう実現するかでビジネスの精度が左右される。もし、営業部門、開発部門、調達部門で生産部門の対応方法が理解されていれば、全体として最適化したプロセスを構築できる。
システムを作成する際、必要な部分は非常に少ない。なのに、何故が統合パッケージだの総合システムだのに頼ってしまう。
これは明らかに過剰投資だ。よいコンサルティングにめぐりあっていないからだろう。
以前、日本で一番大きなコンサルティング会社のCEOに日本で一番大きな自動車会社へのサプライチェーンシステムのコンサルティング提供方法について聞かれたことがある。
もちろん答えは簡単、明快だ。あなたたちにはできないからおやめなさい、だった。
この会社、日本で2番目に大きい自動車会社にサプライチェーンプロジェクトを売り込んだが、結局プロジェクトは中止、損害賠償が10億円単位、、とさんざんな目にあった。
何回もここで話しているが、実業の経験がない会社がいくら新しいコンセプトをもってきても、それは実業をしている会社にはかなわない。
それが本当の話だ。