思考空間無限大

 人間だけが持つ、創造力と想像力の素晴らしさを生かす道を模索したいです。イノベーションと、近未来の世界を模索したいです。

一億総活躍社会を考える

2015-12-19 09:41:56 | 日記
 阿部首相がVISIONとして掲げている『一億総活躍社会』実現のために何が必要かを私なりに考えてみたいと思います。

地方では、幼児園の定員に満たない町村がほとんどではないかと思います。他方、関東圏などの人口の多い地域では、共働きが多いため、毎年多くの待機児童を抱えているのが現状ではないかと思います。

私の住む町では、幼稚園児は午前中だけ、保育園児は午後五時までには、家族の人が迎えに行くことになっているようです。都会では、出勤時間前の時間から、夜九時過ぎまで保育を受け持っている保育所があるとのことです。

NHKのニュース深読みを見ていると、潜在保育士は、70万人いるそうですが、『重い責任』『長時間労働』『低い賃金』『ストレス』などの原因で、保育士さんが仕事をやめる人が多いそうです。待機児童50万人は、都会における問題だけとしてとらえていいものでしょうか。私は、国全体の深刻なもんでいとしてとらえなければならない問題と思っています。

以前、小学校のPTAの会長をしていた時、教育経験者の講演会がありました。最初は、木を育てるお話をされていて、何を言おうとしているのかわからなかったのですが、お話の終盤になっておっしゃる内容が分かってきて感銘を受けたことがありました。先生のおっしゃろうとした内容は、次のようなことだったようです。

『木を大木に育てようと思えば、常日頃から木の状態をよく観察して、育つ環境をよくしてやれば、自然とすくすくと育ち将来大木になるのではないでしょうか。自然環境をよくしてやることが最も大切だ』

『三つ子の魂百まで』と先人の諺にもあるように、幼児園教育は、国の将来への大事な大事な投資であるということを、政治家の方々に十分認識をしていただきたいと切に願う次第です。

教育は、国家百年の計を左右する大事なものだと私は思っています。由井亀美也宇宙飛行士のように、幼いころから火星に行きたいという大志を子供が抱けるような教育環境を整えてやるのが大人の責務ではないでしょうか。