思考空間無限大

 人間だけが持つ、創造力と想像力の素晴らしさを生かす道を模索したいです。イノベーションと、近未来の世界を模索したいです。

国の予算は全体像かつ細心の無駄使い撲滅の方針で

2015-11-15 06:31:16 | 日記
 義務教育において1クラス何人にすべきか、とか、宇宙予算が適当かどうかとか、スーパーコンピューターを『京』の100倍にすることに対して、費用対効果がどう

かとかを、河野委員長のもとで、行革委員会で議論されていますが、私は、出席している委員の選び方に疑問を抱かざるをえません。

 
科学技術立国を目指す日本にとって、将来必要なものは、『教育』とIT技術の高度化であることは、だれでも理解していて当然だと思います。日本は、近年ノーベル賞

受賞者が増えているのも、基礎研究の成果ではないかと思っています。また、MRJによる国産ジェットの開発は、大変喜ばしいことだと思います。

イノベーションの進歩は、必ず国家を豊かにします。

科学技術の進歩の裏には、計り知れない試行錯誤の連続による努力によって、支えられていると思っています。天気予報の精度を高めるためには、『偏微分方程式』を

コンピューターによって解く必要があります。現在のスーパーコンピューターが、2時間で解けるとするなら、100倍の能力を持ったスーパーコンピューターなら

ば、12分ほどで解けるようになり、より正確な防災対策ができるようになります。新薬の開発においても、同じです。今までと同じ時間をかけても、1回の試行が1

00回できるようになるのです。

自分で、独自の設計ができるようになるためには、理論の意味を完全理解する必要があります。社会に役立つ技術者を育成するには、義務教育のレベルを全体的に上げ

る必要があります。今の大学生の教育の中身も、もっともっと高める必要があります。これからは、大学教育のみならず、大学院教育を充実させる必要があると思いま

す。教育の中身の充実なくして、将来豊かな日本を作ることはできません。

政治家の方には、もっともっと勉強していただいて、100年先の日本を見据えて、これから、何が重要で、何が必要かを、大胆かつち密な議論をしていただきたいと

思います。そして、無駄のない予算を組んでほしいと思います。