思考空間無限大

 人間だけが持つ、創造力と想像力の素晴らしさを生かす道を模索したいです。イノベーションと、近未来の世界を模索したいです。

新国立競技場のゼロベースからの見直しは、素晴らしい判断だ

2015-07-22 21:31:28 | 日記
 今まで、新国立競技場の費用面と今後の維持費増大を懸念して、連日マスコミ各社で問題視されてきた問題は、阿部首相の決断により、ゼロベースから見直すことが決定され、世紀の国家イベントである
オリンピックとパラリンピックに対する国民の期待度は、今後高まるのではないかと思います。

 中には、60億が見直しによって無駄になることを大いに問題視する団体もあるようですが、見直しによって3000億円の費用が、1500億円になったとすれば、これは、歓迎すべき事態になると思います。

 もし、今までの予定通りに建設を進めていたら、オリンピックに対する国民の盛り上がりは、かなり減衰していったに違いないと思います。

 今後日本の建築界の総力をあげて、コンペを行い、世界から『さすがは日本だ』と言われるような、インパクトのある美しい競技場を建設してほしいと思います。そして、維持費がなるべくかからないように設計していただきたいと思います。

 思えば、日本は世界に誇れるような、瀬戸大橋を同時に3橋作りあげてきた実績があります。そして、メンテナンスがしやすいように、また、将来新幹線も通れるように設計され、200年ぐらい耐えられるように考えられています。潮の流れの速い場所でも、ほとんど予定通りに、立派に完成しました。白鳥が羽を広げたような、美しい橋だと思います。

 当時に比べ、さらに建築技術が進歩しているはずなので、日本の建築界にとって、名誉にかけて素晴らしい建造物を後世に残してほしいと思います。

 費用面については、2020年オリンピック・パラリンピックの価値ある≪プレミアム記念硬貨≫や≪プレミアム記念はがき・記念切手≫を発売してみてもいいのではないかと思います。
また、オリンピックプレミアム10万円金貨を限定発売してもいいのではないでしょうか。記念硬貨は、国の借金とはならないと聞いたことがありますから...

 とにかく、東京都と国とがよく相談して、運営方法をよく相談して、世界に称賛されるようなオリンピック・パラリンピックにしていただきたいと思います。今後の盛り上がりに期待します。
 
 

メルトダウンと安保法制

2015-07-17 09:25:17 | 日記
 2011年3月11日の大震災において福島原発がメルトダウンに陥ったことは、広島、長崎における原爆投下を経験した日本にとって、痛恨の極みだと、今でも私は思っています。

NHKの番組で、日本で初のノーベル物理学賞を受賞された湯川秀樹博士は、原発の危険性を最も認識されていたようで、慎重の上にも慎重にして、一歩一歩検証しながら安全性を確認しながら、原発を進めていかなければならないと思われていたように私には感じました。

 湯川博士は、その後体調をくずされ、永眠されましたが、政府の原発ありきの進め方を危惧されていたように思います。今から思えば『想定外』という原発後の言い訳は、とても罪深い言葉だと思います。
今までの日本における地震の歴史から推察すれば、決して想定外のことではなかったと思います。≪備えあれば憂いなし≫というわけにはいかなかったとしても、考えられる想定の3倍ぐらいの安全性を担保していてもよかったのではないかと思います。

 さて、今回の安保法案について考えてみると、『自衛』の権利は、当然どの国においても有することは、明らかだと思います。ユークリッド幾何学における『公理』のようなものだと私は思います。
この権利を出発点としなければ、全く議論は進まないと思っています。『国民の生命と財産を守る』という権利は、どの国においても存在すると思います。

 では、国民の生命と財産を守るためには、どうすればいいかという方法論については、意見の分かれるところだと思います。しかし、原発事故の教訓からも、考えられるあらゆる事態を想定し、準備していくことは、独立国家として重要なことだと思います。『グレーゾーン』をきちんと詰めておくことは、平時においても着々と進めておく必要があると思います。

 第二次世界大戦の体験者の証言からも、『戦争』は、決してしてはならないと思うのですが、残念ながら、世界において戦争のなかった時期は、ほとんどなかったように思います。
私は、もし、理不尽な攻撃を受けたなら、『10倍返し』で反撃できるような実力を持っていれば、本当に『平和』が日本にとって訪れるのかもしれないと思っています。

 普段から、イノベーション立国としての日本こそ、安心安全を担保する国家像ではないかと、私は思います。ソフトのセキュリティを高め、あらゆる分野に『人工知能』を活用したシステムの構築が、
日本の目指す≪J∞QUALITY≫ではないでしょうか。

 

二転三転

2015-07-03 11:14:27 | 日記
 ギリシャが、デフォルトしてから三日目になるが、ギリシャ首相が記者会見する度に、発言内容が著しく変わる。
果たして、他のEUに加盟している各国は、今後ギリシャと折衝するにあたって、まともに信用できるだろうか。はなはだ疑問である。

 今度の日曜日、ギリシャでは、EUから出ている緊縮策を受け入れるかどうかの国民投票が実施されるが、私は、ギリシャ国民は、EUに留まる決断をし、YESの投票を投じると思う。
なぜなら、もうこれ以上将来不安定な状態を次の世代にまで持ち越したくないと思うからである。

 ギリシャの状況を見ていると、有識者の意見を取り入れ、将来の日本をいかにすべきかを議論し、良いと思う意見を数多く取り入れている『成長戦略』は、素晴らしいビジョンだと思います。
日本国民は、正しい政権選択ができる、国民であると、私は信じています。

 学校で、きちんとした教育を行うことが、いかに大切であるかを、今回のギリシャ問題で感じた次第です。日本では、NHKという公共放送が、質の高い番組を提供してくれていることが、≪真理≫を見極める能力を高めていると私は思います。