水素社会元年=環境保全ルネッサンス元年

　日本の新しいエネルギー源として、水素が注目されています。ご存知のように、太陽は水素を原料として核融合反応を起こし、我々の住む地球を含め莫大なエネルギーを太陽系の惑星にを与えています。現在、地球上においてミニ核融合の研究が進められていますが、実用化には、３０年以上の年月が必要になるでしょう。もし、核融合が地球上で実用化されれば、燃料は海水中の重水素なので、日本にとっては無尽蔵のエネルギー源となることでしょう。
宇宙の構成要素は、水素が約７０％占めているそうです。日本では、H2型ロケットに水素が燃料として使用され、今後ジェット機、燃料電池車、水素発電所などにも使用されると思われます。また、近年日本近海に存在する『メタンハイドレート』からは、将来安価な水素が得られるだろうと期待されています。
『資源のない日本』と思われていた我が国は、物理をはじめとする先進的なテクノロジーにより、豊かな資源技術立国となることでしょう。しかも、水素エネルギーは、原発のような危険性もなく、究極の環境にやさしいエネルギーとなることでしょう。近い将来、日本は水素発電所などを通じて、世界の環境保全にも大いに貢献できるのではないでしょうか。最近日本においては、物理学、化学、生物学の分野において、ノーベル賞受賞が相次いでいます。このことは、将来日本を背負う若者にとって、他の何よりも、大きな希望を与えるものだと思います。日本が、さらに高度な技術を開花させるためには、『創造力』と『想像力』を重視した洗練された教育
プログラムが必要だと思います。『若者が希望を抱く時代は良い時代だ』と思います。
　私は、ギャンブルに頼らない、『清く正しい道』を進むことを政治家の方にお願いしたいです。