思考空間無限大

 人間だけが持つ、創造力と想像力の素晴らしさを生かす道を模索したいです。イノベーションと、近未来の世界を模索したいです。

経済のグローバル化

2016-01-13 10:20:42 | 日記
 今年になって、年初当初から日経平均は6連敗になって、平均株価は、1800円下落していたが、今日大きく反発しています。

私は、日本株価の今回の下落は、サウジの原油安に伴う売りが原因ではないかと思っていましたが、あたっていたようです。日本株が下落するときには、その前の兆候として、円高になると気づきました。理由は次のようです。

サウジは、原油安に伴い、経常収支は年間11兆円になっていたとのことです。我が国では、燃料のの輸入が年間28兆円に上るので、年間7兆円の経常収支の黒字になっていました。今回の原油価格が、さらに40ドルから30ドルになったとすると、さらに7兆円の経常黒字になります。一方、産油国側からみると、さらに大幅な経常赤字要因になり、大幅な予算不足になります。

したがって、財政不足から、保有していた米国国際を売却して円高になり、日本の株価の大幅下落につながったようです。原油価格により、株価が大きく乱高下する経済のグローバル化をますます感じた、6連敗でした。

TPPが実施されると、突発性による日本経済の不安定要素は、かなり軽減されるのではないでしょうか。日本のGDPに対する貿易額は、5から6パーセントだそうですがさらにこの割合がふえると、TPP加入国の間で、活発な設備投資のやりとりが行われ、相互依存関係が増して、政治経済の好循環が生まれるものと思われます。そうすると、TPP加盟国の間では、富める国と貧しい国の経済格差が縮まり、若者の失業率がだんだん改善されて行き、お互いに安定的な社会になっていくと思います。

人間は、お互いに相手の文化や習慣を理解し合えば、共存できると思います。日本の文化のいい面を継承しつつ、『おもてなし』の文化を忘れずに行動すれば、親日家の外国人も増えるのではないかと思います。

2.26事件のような『問答無用』の日本に二度とならないよう、私たち日本人は政治に関心を持ち、国民が政治家を育てていくような心構えが必要ではないかと思います。そのためには、世界のニュースなどを通じて自分なりに考えていくことが大切ではないかと思います。自分なりの意見を持った『教養』が、大人になっても身に着くようにしなければならないと思っています。

『世界一の民主主義国家日本』をめざし、不断の努力により理想的な国家になって欲しいし、政治家の方々と一緒にしなければならないと思います。


イベルメクチンと腸内フローラー

2016-01-09 11:05:54 | 日記
 NHKの『サイエンスZERO』によると、『ストレプトマイセス・アベルメクチニウス』という微生物から、『イベルメクチン』という薬を開発され、10億人もの人々の命を救ったという理由で、大村智(おおむらさとし)氏が、『ノーベル賞』を受賞されましたことは、1国民としてとても喜ばしい快挙だったと思います。

注目すべきことは、微生物が持っている、タンパク質の一種である酵素によって微生物のエサとなるエサを食べて分解してできる栄養分を吸収して分裂して増えていくそうですが、微生物が生きるために必要なアミノ酸などの一次代謝産物と、そうでない二次代謝産物ができて、このうち微生物独自の二次代謝産物が薬の元になるそうです。

微生物は、それぞれが様々な酵素を所有しており、独自の酵素によって生成される独自の化合物を作り出しているとのことです。しかも、微生物のエサの種類が異なれば、違った代謝産物ができるとのことです。

このような事実から、私は、次のように考えています。昔から漢方薬の原料として考えられた植物などの中には、私たちの腸内細菌によって生成される代謝物質が、薬のような役目をする物質が生成されても、なんら不思議なことではないのではないかと思っています。微生物の種類とエサの組み合わせによって、複数の薬のような良い効果同時に発生したとしても、不思議ではないのではないかと思っています。

微生物とエサという『入力物質』から、その結果生成される『出力物質』との関係は、数学でいえば『n次元ベクトル』から『n次元ベクトル』への関数関係が存在して、入力から出力への対応のさせ方を決定するものが『酵素』であり、酵素にもさまざまな要素があるので、様々な酵素を要素を元とする『対応のさせ方』をする『結び付け方』の酵素の集合が『関数全体』ではないかと思います。

微生物の種類、独自の酵素の種類、代謝生成物質の種類によって、同時に人体にとって副作用のない『薬』のような物質を研究していくと、大村智氏の立派な業績が次々と日本人の中から、高い確率を持って生まれてくるのではないかと私は思います。

その『道具』として考えられるのが、『人工知能』、『ゲノム解析』、『量子化学』、『データー解析』などではないでしょうか。『VISION and Hardwork』の普段の努力によってのみ、『イノベーション』は生まれるのではないかと私は思います。

『イノベーション立国日本』を目指し、『高度成長経済』を達成するというシナリオもあってもいいのではないかと私は思います。それにしても、政治家のみなさんの役割はますます増大しているというのが、私の実感です。単に『政権批判』をしていては、『絶対政権交代はありえない』と思います。国民みんなが納得し、間違いがないと国民が思った時に、初めて政権交代の可能性が少しでも出てくると私は確信しています。過去の失敗をきちんと検証することを顧みない政党には、『政権交代を口にする資格はない』と私は、思っています。


一億総活躍社会を考える

2015-12-19 09:41:56 | 日記
 阿部首相がVISIONとして掲げている『一億総活躍社会』実現のために何が必要かを私なりに考えてみたいと思います。

地方では、幼児園の定員に満たない町村がほとんどではないかと思います。他方、関東圏などの人口の多い地域では、共働きが多いため、毎年多くの待機児童を抱えているのが現状ではないかと思います。

私の住む町では、幼稚園児は午前中だけ、保育園児は午後五時までには、家族の人が迎えに行くことになっているようです。都会では、出勤時間前の時間から、夜九時過ぎまで保育を受け持っている保育所があるとのことです。

NHKのニュース深読みを見ていると、潜在保育士は、70万人いるそうですが、『重い責任』『長時間労働』『低い賃金』『ストレス』などの原因で、保育士さんが仕事をやめる人が多いそうです。待機児童50万人は、都会における問題だけとしてとらえていいものでしょうか。私は、国全体の深刻なもんでいとしてとらえなければならない問題と思っています。

以前、小学校のPTAの会長をしていた時、教育経験者の講演会がありました。最初は、木を育てるお話をされていて、何を言おうとしているのかわからなかったのですが、お話の終盤になっておっしゃる内容が分かってきて感銘を受けたことがありました。先生のおっしゃろうとした内容は、次のようなことだったようです。

『木を大木に育てようと思えば、常日頃から木の状態をよく観察して、育つ環境をよくしてやれば、自然とすくすくと育ち将来大木になるのではないでしょうか。自然環境をよくしてやることが最も大切だ』

『三つ子の魂百まで』と先人の諺にもあるように、幼児園教育は、国の将来への大事な大事な投資であるということを、政治家の方々に十分認識をしていただきたいと切に願う次第です。

教育は、国家百年の計を左右する大事なものだと私は思っています。由井亀美也宇宙飛行士のように、幼いころから火星に行きたいという大志を子供が抱けるような教育環境を整えてやるのが大人の責務ではないでしょうか。


国の予算は全体像かつ細心の無駄使い撲滅の方針で

2015-11-15 06:31:16 | 日記
 義務教育において1クラス何人にすべきか、とか、宇宙予算が適当かどうかとか、スーパーコンピューターを『京』の100倍にすることに対して、費用対効果がどう

かとかを、河野委員長のもとで、行革委員会で議論されていますが、私は、出席している委員の選び方に疑問を抱かざるをえません。

 
科学技術立国を目指す日本にとって、将来必要なものは、『教育』とIT技術の高度化であることは、だれでも理解していて当然だと思います。日本は、近年ノーベル賞

受賞者が増えているのも、基礎研究の成果ではないかと思っています。また、MRJによる国産ジェットの開発は、大変喜ばしいことだと思います。

イノベーションの進歩は、必ず国家を豊かにします。

科学技術の進歩の裏には、計り知れない試行錯誤の連続による努力によって、支えられていると思っています。天気予報の精度を高めるためには、『偏微分方程式』を

コンピューターによって解く必要があります。現在のスーパーコンピューターが、2時間で解けるとするなら、100倍の能力を持ったスーパーコンピューターなら

ば、12分ほどで解けるようになり、より正確な防災対策ができるようになります。新薬の開発においても、同じです。今までと同じ時間をかけても、1回の試行が1

00回できるようになるのです。

自分で、独自の設計ができるようになるためには、理論の意味を完全理解する必要があります。社会に役立つ技術者を育成するには、義務教育のレベルを全体的に上げ

る必要があります。今の大学生の教育の中身も、もっともっと高める必要があります。これからは、大学教育のみならず、大学院教育を充実させる必要があると思いま

す。教育の中身の充実なくして、将来豊かな日本を作ることはできません。

政治家の方には、もっともっと勉強していただいて、100年先の日本を見据えて、これから、何が重要で、何が必要かを、大胆かつち密な議論をしていただきたいと

思います。そして、無駄のない予算を組んでほしいと思います。

ウルトラファインバブル

2015-10-09 06:54:35 | 日記
 20年ほど前からナノレベルから0.1ミリほどの微細な泡を液体に注入すると、信じられないような効果が生まれるとNHKのクローズアップ現代で放送され、興味深く視聴しました。

1ナノというのは、10億分の1mの大きさ(10のマイナス10乗)を表しますが、通常の大きさの泡だと、液体中では浮力によって浮き上がってしまい液体中に残れないのですが、極小の泡だと水圧の影響で、泡が液体中に長く留まることができるのだそうです。

細かな泡は、金属の表面に微細な凹凸を施すことによって生まれたそうですが、地方の中小企業から生まれたそうです。いわば、日本の中小企業の『モノづくり』の産物だそうです。

このように金属に微細加工をしたものを複数枚重ねて、そこに液体を通せば、ファインバブルが生じるとのことです。私は、将来、どのような条件で求めるウルトラファインバブルが得られるかを、これから実験データーをもとにして、数学的に解明できるのではないかと思っています。主な学問的分野は、『流体力学』『ベクトル解析』『偏微分方程式』など、数学と物理そして化学全般にわたる解析が必要になるのではないかと思っています。

ウルトラファインバブルには、酸素、窒素、オゾンなど様々な種類の液体の中での発生が試されていて、酸素のウルトラファインバブルだと魚の養殖に応用でき、出荷までの期間が、従来の24か月から14か月に短縮されたそうです。また、極小窒素のファインバブルを水揚げした魚に使えば、雑菌の繁殖を抑え、食品の保存期間を5倍に延長させることができるとのことです。

また、漁業だけでなく、農業においても、しょうがの根が、バブル水で太くなるのだそうです。ウルトラファインバブルの研究は、九州大学の医療イノベーションセンターの大平猛特任教授のもと、オゾンのファインバブルを使用して、ウィルスや細菌を破壊する研究がなされているとのことでした。また、クローズアップ現代に出演された、寺坂宏一慶応義塾大学理工学部応用化学科教授は、番組の中で、日本中で、データーを共有して、オールジャパンで取り組むことを提唱しておられました。

ウルトラファインバブルは、2030年の時点で、12兆6000億円の経済効果があると試算されています。ウルトラファインバブルが、理論的に徹底的に解明され、
どのようにすれば、求める泡の大きさが設計できるかを追求して、日本のみならず世界のために大いに役立つ革新的技術として受け入れられる日が来ることを切に願っています。