タマちゃんのスケッチブック

日々の暮らしの中で見つけたもの、感じたものをスケッチにして明るく元気に人生を楽しんでいます。

もしもピアノが弾けたなら

2008年03月19日 | 静物
幼い娘に何かやらせたいと、
親の願望でピアノを習いに行かせた。
厳しい月賦でピアノを買ったのに、
小学校卒業と同時に飾りものになった。

あれから20余年間、
ピアノはリビングの一角を
占領し続けている。

「ピアノ売ってチョウダイ!」
リサイクルの呼び声につられて
問い合わせてみたら、二束三文だった。
手放せばどこかで活躍するのだろうが、
やっぱりかわいいインテリア。

もしもピアノが弾けたなら…
その日は来ない気もするけれど、
ずっとリビングで眠っておいで。

――もったいないシリーズ7――

  ★ライフビジョン2月号 大人の絵本に掲載中
コメント (10)
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