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『相棒-劇場版II-警視庁占拠!特命係の一番長い夜』 40点

2010-12-29 20:35:58 | goo映画レビュー

相棒-劇場版II-警視庁占拠!特命係の一番長い夜

2010年/日本

ネタバレ

不明確な‘相棒’

総合★★☆☆☆ 40

ストーリー ☆☆☆☆☆0点

キャスト ☆☆☆☆☆0点

演出 ☆☆☆☆☆0点

ビジュアル ☆☆☆☆☆0点

音楽 ☆☆☆☆☆0点

 『相棒』というドラマを活き活きとさせる素材があるとするならば、前作の『相棒 -劇場版- 絶体絶命! 42.195km 東京ビッグシティマラソン』の前半で見られたように、杉下右京とその相棒と対峙するような明確な‘相棒’の存在だと思われるが、残念なことに『相棒 -劇場版II- 警視庁占拠! 特命係の一番長い夜』において、その対峙されるべき‘相棒’が八重樫哲也、磯村栄吾、そして朝比奈圭子の3人であることが、この作品を分かりにくくしている。
 八重樫哲也が呆気なく殺されてしまうことも、逆に朝比奈圭子が目の前にいる長谷川宗男を射殺できなかったことも、さらに逆に警察庁官房室長という要職にいる小野田公顕にSPがつくこともなく、いとも簡単に刺殺されたことも、ついでに、足を使うことによる‘モールス信号’も敢えて不問に付してもいいと思うが、やはり7年間かけて瀕死の証言者を蘇生させる設定であるのならば、八重樫哲也は検視官くらいの立場でなければ物語に説得力がなくなってしまうであろう。


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