MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

『アクアマン』

2019-02-19 00:45:23 | goo映画レビュー

原題:『Aquaman』
監督:ジェームズ・ワン
脚本:デヴィッド・レスリー・ジョンソン=マ クゴールドリック/ウィル・ビール
撮影:ドン・バージェス
出演:ジェイソン・モモア/アンバー・ハード/ウィレム・デフォー/パトリック・ウィルソン
    ニコール・キッドマン
2018年/アメリカ

ポスターを巡る考察

 「海の覇王(オーシャンマスター)」を巡る主人公で「半魚人」のアーサー・カリーとアトランティス帝国のオーム王のバトルは、決して大味なものではなく、例えば、父親の仇であるアーサーを襲撃に来た海賊のブラックマンタと共に地上にやって来た「トレンチ(The Trench)」と呼ばれる、マリアナ海溝に生息する種族の一人のスーツが破れてスーツ内の水が無くなった際に、そばにあったトイレの便器内に顔面を突っ込むことで生き延びるという細かなギャグも盛りだくさんである。
 さらに海中シーンだけでなく、『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』(スティーヴン・スピルバーグ監督 1981年)のような「宝探し」の物語を挿入することで、143分という上映時間にも関わらず観客を厭きさせることがない。
 そこで疑問が生じるのが日本版のポスターである。

 本国アメリカのポスターは上のように「宝探し」の相棒としてアクアマンと一緒にメラが写っているのであるが、日本版のポスターにはアクアマンしか写っておらず、これでは「おじさん」が孤軍奮闘する物語かと勘違いされる可能性がある。しかし悩ましいことにアメリカのオリジナルのポスターよりも日本版のポスターの方がカッコいいのは間違いないのである。


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