NHK、脱原発テーマに難色=大学教授がラジオ番組降板(時事通信) - goo ニュース
NHK、都知事選中の脱原発論に待った 大学教授が降板(朝日新聞) - goo ニュース
冒頭発言―NHK籾井新会長の会見詳報 (朝日新聞) - goo ニュース
月~金曜の午前5~8時のラジオ第1放送「ラジオあさいちばん」の「ビジネス展望」
というコーナーに20年来出演していた東洋大学の中北徹教授は「原発の再稼働のコスト
と事故リスク」をテーマに「事故発生時の損害額が桁外れに大きい」として、原発稼働に
おけるコストの増大を指摘する内容だったが、ディレクターが「有権者の投票行動に影響を
与える」「(脱原発は)選挙が終わってから扱ってほしい」などと答え、テーマのさしかえを
求めてきて、教授は「特定の立場に立っていない」と主張したが、受け入れられなかった
ために出演を拒否し、番組を降板したらしい。「長年出演してきたが、こんなことを言われた
のは初めてだ」「選挙期間中だからこそ本質的な議論をするべきだ。過剰に自主規制する
NHKの対応は問題意識が欠けている」と話す中北教授の意見は最もで、NHK広報部は
「意見が対立する問題を扱う場合、双方の意見を伝えるなど公平性を確保するよう努めて
いる。今回の番組では演出上そうした対応を取ることが困難だったためテーマの変更を
求めた」とコメントしているが、どのように考えても安倍首相に選ばれたNHKの新会長に
見つかったら首が飛ばされることを恐れたディレクターの保身以外の何ものでもない。