MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

「Sitting In The Midday Sun」 The Kinks 和訳

2023-07-07 12:11:28 | 洋楽歌詞和訳

The Kinks - Sitting In The Midday Sun (Official Video) 

 ザ・キンクスが1973年にリリースしたアルバム『プリザヴェイション第一幕

(Preservation: Act 1)』に収録されている「日なたぼっこが俺の趣味」を和訳してみる。

「Sitting In The Midday Sun」 The Kinks 日本語訳

僕は薄青い空の下
川岸に座っている
僕には心配事はないし
急いでもいない
僕は移ろいゆく世界を眺めている

ただ照り付ける真昼の太陽の下に座って
ただ干しブドウ入りの菓子パンをむさぼっている
特に目的も理由もなく
照り付ける真昼の太陽の下に座っている

僕は怠惰だとみんなに言われる
「仕事につけ、この怠け者!」とみんなに言われる
僕は手に入れたものを全て失うことを恐れながら生きて行く金持ちよりも
何も持たずにさまよっている浮浪者でいたいんだ

だから僕は照り付ける真昼の太陽の下に座って
ただ干しブドウ入りの菓子パンをむさぼっている
照り付ける真昼の太陽の下に座ることに
何故僕は理由をつけなければならないのだろうか?

あの女性たちを見てごらんよ
夏用のドレスに身を包み
最高に素敵に見えるよ
太陽の下に座りながら
僕には家もお金もないけれど
晴れているのに誰が仕事が必要なんだ?

僕には安定した仕事はないし
電話に出る余裕もない
僕にはステレオもラジオもヴィデオもなければ
住宅ローンも当座借越しも銀行ローンもない

僕が楽しむことができる唯一の方法は
照り付ける真昼の太陽の下に座ることだけ
特に目的も理由もなく
照り付ける真昼の太陽の下に座っている

僕が失敗者で何も持っていないと
人々が言うのを聞くけれど
もしも彼らが見た目だけで判断しているならば
僕にはプライドがあって
お金はないけれど
晴れているのに誰が仕事が必要なんだ?

僕は頭がおかしいとみんなは考えていて
僕は鈍い奴だとみんなは言うけれど
お互いを怒鳴り合っている人たちを見ていると
僕は失職して浮浪者でいる方がいい

だから僕は照り付ける真昼の太陽の下に座って
ただ干しブドウ入りの菓子パンをむさぼっている
特に目的も理由もなく
照り付ける真昼の太陽の下に座っている


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「A Rock 'n' Roll Fantasy」 The Kinks 和訳

2023-07-07 00:51:09 | 洋楽歌詞和訳

The Kinks - A Rock 'n' Roll Fantasy (Official Audio)

 ザ・キンクスが1978年にリリースしたアルバム『ミスフィッツ(Misfits)』に

収録されている「ロックン・ロール・ファンタジー」を和訳してみる。間違いなく名曲。

「A Rock 'n' Roll Fantasy」 The Kinks 日本語訳

こんにちは、君
こんにちは、僕
こんにちは、かつての僕たちだった人々
奇妙じゃないか?
僕たちは全く変わっていない
僕たちはそんなことを経験しても
まだ同じままなんだ

奇跡だと僕は思う
僕たちはまだ前進している
僕たちは分かっているにも関わらず
僕たちにはまだ進むべき道があるようだ

こんにちは、僕
こんにちは、君
君は抜け出たいと言う
新しいことを始めたいんだ
物事から手を引き
バンドを解散して
新しい人生を始めて
生まれ変わりたいんだ

でも僕たちは分かっているにも関わらず
僕たちにはまだ進むべき道があるようだ
前進する前に
君には知っておくべきことがあるんだ

僕の住む街区には一人の男がいて
彼はロックのために生きている
昼夜問わずレコードをかけて
気分が落ち込んだ時には
ロックのレコードをかけると
気分が良くなるんだ
世界に閉じ込められているような気分になると
彼はステレオのボリュームを上げるんだ

彼はただロックンロールのファンタジーの中で人生を費やしている
彼はただ現実の縁で生きながら人生を費やしている
彼はただロックンロールのファンタジーの中で人生を費やしている

彼はただロックンロールのファンタジーの中で人生を費やしている
彼はただ現実の縁で生きながら人生を費やしている
彼はただロックンロールのファンタジーの中で人生を費やしている

彼はただロックンロールのファンタジーの中で人生を費やしている

僕を見てくれ
君を見ている
僕たちに証明するものは何も残されていないと君は言う
王様は死んだし
ロックは消耗された
君は終わったのかもしれないが
僕は始めたばかりなんだ

僕にはよく分からない
自由な気分だし
手離すつもりはない
前進する前に
君には知っておくべきことがあるんだ

ダンはファンで
彼は僕たちの音楽のために生きている
それだけが彼を感動させるんだ
彼は成長する僕たちを見ていて
僕たちの全てのライブを見に来ている
彼は落ち込んでいる僕たちも
高揚している僕たちも見ているけれど
君と僕は
ただ僕たちの前を素通りしていく世界のことを考え続けている

僕はただロックンロールのファンタジーの中で人生を費やしたくはない
僕はただ現実の縁で生きながら人生を費やしたくはない
僕はもう隠れながら人生を無駄にしたくはない

僕はただロックンロールのファンタジーの中で人生を費やしたくはないんだ


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