「末は博士も就職難」、修了者の25%が「浪人」(読売新聞) - goo ニュース
今の大学は奇妙なパラドックスにはまっていると思う。まず少子化によって誰でも
大学に入れるようになったため大学教師自身に高い学力が求められなくなったこと
がある。高学歴よりも教え方が上手いほうがむしろ重宝されるくらいである。次に
大学も一企業なわけだから高学歴の教師よりも世間に名前が知られている人が
教師でいる方が学生を獲得しやすくなるため、博士号を持っている人よりも例えば
ガッツ石松のように名前を知られている人を客員教授として招聘した方が利益に
つながるのである。就職難のために博士号を取ることを諦める学生が増えれば、
全体的に大学は“低学歴化”に向かうことになると思う。