maaolaの旅日記

2008年は京都はもちろん、函館、伊豆、熊本、萩・津和野、香港・マカオへ行く予定

世界の小国

2008-02-22 00:13:21 | 旅の資料(本・記事・映画など)
●世界の小国 ミニ国家の生き残り戦略
田中義晧著(2007.9)、講談社選書メチエ397

著者は人口100万以下の国家を「ミニ国家」と定義し、世界に44ヶ国あるとしています。(モンテネグロまで。2008.2.17に独立宣言したばかりのコソボは入らず)

その中には、わがサモア独立国もエントリーしていました。
「わがサモア」というのは、タイトルの「maaola」がサモアに由来するからです。「maaola」は、アメリカン・サモア(米領サモア)のパゴパゴ空港から、真っ暗闇の中をホテルまで連れて行ってくれたタクシーのドライバーさんのお名前です。(1999年)
「明日もよろしく」と書いてくれた名前(maaola)を何て読むの? 何度も発音してもらって、やっと「マアーロ」(マで切ると発音しやすい)と読むとわかった時のお互いうれしかったこと! これが最初のサモア体験でした。以来、気に入ってmaaolaを使っています。

いずれこの辺の話も書きたいと思っていますが、そこまで手が回るかどうか...

さて、本のほうに話を戻しますが、この本は最近流行の地理雑学本ではありません。
前半(第1章~第5章)で、ミニ国家の存在が疑問視された時代から、その存在が許容されるようになってきた時代への変化を解説し、後半(第6章~第10章)で各国の事情をレポートしています。

私によっては、「オセアニア島嶼経済の四類型」(P128-129)
(一)先進型:フィジー
(二)自立型:ソロモン諸島、バヌアツ
(三)対外依存型:キリバス、ツバル
(四)サブシステム型:サモア、トンガ
   ※(二)より恵まれないが、(三)ほど脆弱でない
というのが印象に残りました。



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