maaolaの旅日記

2008年は京都はもちろん、函館、伊豆、熊本、萩・津和野、香港・マカオへ行く予定

庭と日本人

2008-02-29 22:25:05 | 旅の資料(本・記事・映画など)
●庭と日本人
上田篤著(2008.1)、新潮新書246

帯に「なぜこれほど京都の庭に惹かれるのか」とあります。
たしかに紹介されている庭は、日向大神宮、伊勢神宮、熊野本宮大社、大覚寺(大沢池)、観修寺、平等院、西芳寺(苔寺)、妙心寺東海庵、東福寺龍吟庵、正伝寺、大徳寺大仙院、酬恩庵(一休寺)、円通寺、修学院離宮、水無瀬神宮、桂離宮、紫織庵など伊勢神宮と熊野本宮大社以外は、ぜんぶ京都の庭です。

【印象に残った点】
・庭の白い玉砂利や砂は音を立てて人に知らせる「警報装置」であるとともに、害虫の侵入をふせぐため。
・『方丈の庭は本来儀式をするところだから何もないのがあたりまえだ』P113
・『月がうつくしくみえるとき桂離宮は最高の姿をみせるのだ』P159

○目次
一 ストーンサークル - 太陽をのぞむ
二 白砂 - アマツカミをまつる
三 神泉 - 神々とあそぶ
四 宝池 - 極楽浄土をつくる
五 枯山水 - 仏をおがむ
六 露地 - 月をみる
七 借景垣 - 野をいだく
八 回遊路 - 名所をあるく
九 前栽 - 祖霊をまねく



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