maaolaの旅日記

2008年は京都はもちろん、函館、伊豆、熊本、萩・津和野、香港・マカオへ行く予定

六波羅蜜寺

2008-02-24 13:00:00 | 京都
「京の冬の旅」の特別公開で六波羅蜜寺で行ってきました。
ここは西国三十三所の第十七番札所ですので、普段から境内や本殿を拝観できます。また本殿裏手にある宝物殿も拝観可能です。この宝物殿に有名な空也上人像があります。
というと、特別公開じゃないじゃないか!と言うことになるのですが、寺宝の掛軸と鹿の角で出来た杖が特別公開されています。これは「京の冬の旅」HPにも明記されています。(この辺はえらいと思う)

まぁいいや。こんな機会でもないと行くことないし、ガイド料だと思って行ってみました。

【見取り図】

    上が西です。
 ┌────────┐
 │  宝物殿   │
 │        │
 └───┐┌───┘
  ┌‥‥‥‥‥‥‥‥‥
  :┌──────────┐ 
  :│          │
  :│   本 堂    │
  :│          │
  :│          │
  :└──     ───┘
  └‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
      │≡≡≡│


 ┌─────────────────┐
 │   カ   オ エ ウ  イ  │
 │                 │
 │キ               ア│
 │                 │
 │  ク              │
 └───────  ────────┘
 ア)薬師如来と持国天、増長天
    ※本堂脇の厨子
 イ)弘法大師像
 ウ)空也上人立像、井伊直正坐像
 エ)地蔵菩薩立像
    ※本堂脇の厨子
 オ)平清盛坐像
 カ)運慶・湛慶坐像
 キ)閻魔大王像(脱衣婆)
 ク)特別展示の寺宝
※本堂には3つの厨子があり、その中央には十一面観音像が奉られています。
今年は花山法皇が西国三十三所を定めてから一千年なのだそうで、その記念行事の一環として、十一面観音が特別にご開帳されるそうです。


【印象に残った見どころ】
やはり空也上人立像ですね。仏像が苦手という人に是非おすすめします。日本にもこんな写実的な彫刻があることに誇りが持てますよ。
ところでこの空也上人が左手に持っている鹿の角杖ですが、こんなお話があるそうです。むかし空也上人が鞍馬山で修行していたころ、一緒に過ごしていた鹿が猟師に弓で射られ、死んでしまいました。空也上人は猟師に頼んで角と皮をもらい、角を杖にして、その後もその鹿と一緒に過ごしたそうです。

空也上人の口から出ている仏像は6体の阿弥陀如来です。「南無阿弥陀仏」の6文字を仏像に例えているのだそうです。

googleの地図
六波羅蜜寺の公式HP


京の冬の旅、最後は知恩院の勢子堂、経堂で終わりたいと思います。
それに、来週くらいから梅が咲き始めると思いますし。そっちも楽しみです。


最新の画像もっと見る