キュートなバアサンになるために

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『蜜蜂と遠雷』

2019-10-17 22:17:55 | 映画
                            公式サイト
 映画館の予告編でこの映画を知りました。
全編に音楽が流れているステキな映画かな?と思い観てみました。

 若手ピアニストの登竜門と言われている『芳ケ江国際ピアノコンクール』にエントリーした4人の若者。
幼い頃から『天才少女』と言われていた亜夜は母の死をきっかけにピアノが弾けなくなってしまった。このコンクールで成果が上がらなければピアノを辞める覚悟で参加してきた。
その亜夜の幼馴染でアメリカで活躍している『ジュリアード王子』ことマサルはコンクール優勝の本命と言われていたが恩師の言いなりの演奏に疑問を持ち始めていた。
明石は楽器店で働き家族を養いながらピアノを続けてきたが 今回が年齢制限で最後の挑戦となる。彼はピアノだけをやってきた人たちとは違う『生活者の音楽』を目指していた。
 そして今は亡き世界的なピアニストのホフマンの推薦状を持って現れた謎の少年塵。彼は養蜂業を営む父とフランスで暮らしていてホフマンに出会った。
 彼らはライバル同士かもしれないがそれ以上に同志としてコンクール期間中にお互いを刺激し合い成長していく・・・・

 人気作家恩田陸さんの小説が原作だそうです。 あまり原作を読まずに映画を観るし映画を観たあともそんなに原作は読まないのですが これはぜひ原作を読んでみたいです。

映画でずっと流れる音楽もすばらしく 若者たちの成長も好ましくあっという間にラストになってしまいました。
 コンクールの結果は映画の一番最後にちょっとだけ出てきます。 彼らの成長に成績なんてあまり大きな意味はないのでしょう。

 主役の松岡茉優さん、すごかったです。松岡さんて『ちはやふる』でちょっとおもしろい役で出てましたよね? 当たり前かもしれないけどあの時とまったく雰囲気が違っていて松岡さんとは分からなかったくらいです。

 私の幼馴染のケロさんはずっとピアノを続けていて 今でもコンクールに出場しています。私は彼女の応援で何度かコンクールを見に行かせてもらいましたがコンクールの雰囲気は独特なものがあります。見ているだけの私ですら緊張してしまうくらいです。
 出場者の人たちも練習を十分に積んで参加されているのですが やはりあの雰囲気に飲まれてしまう方は多いです。選曲もコンクールでは重要になるそうです。
そんなことをケロさんから聞いていたのでコンクールのシーンは特にハラハラドキドキしました。

 男子の衣装は気になりませんでしたが亜夜の衣装の変化も興味がありました。 特に決勝の衣装が彼女の幼い頃のシーンとダブって見えました。

いろいろと見どころの多い映画でした。
コメント
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