2012年の「このミステリーがすごい!」大賞の「隠し玉作品」という帯に惹かれて手に取ってみました。
なるほど・・・大賞には及ばなくても「隠し玉」でした。
京都の片隅にある珈琲店「タレーラン」のバリスタは「僕」の理想の珈琲を淹れる美しい女性切間美星。
彼女の元にやってくる日常の謎を彼女は鮮やかに解いていく。
そんな彼女には秘められた過去があった。 そして、「僕」にも・・・
あっという間に読める本でした。
後半からのどんでん返し、というのではないけど物語の展開には驚かされました。
それにしても「隠し玉作品」とは・・・おもしろい考え方です。
こちらの作品以外に3作品が「隠し玉作品」として選出されているようです。
他の作品も読んでみたいです。