キュートなバアサンになるために

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『テンペスト』池上永一

2011-09-19 21:03:14 | 読書

 少し前に仲間由紀恵さんが演じていた舞台の原作本です。

つい先日までNHKでドラマも放映されていました。

 なんと私、最終回だけ観ることができませんでしたぁ~
う~ん 結末が気になりますぅ~

 池上永一さんの長編小説で 琉球王朝末期の王宮を舞台にした物語です。

男の子を期待されていた貧しい士族の娘、真鶴は 養子となった兄が科挙を受ける勉強をするのを見て自分も密かに勉強を始め 才能を開花させていく。
しかし、女に生まれたため父には疎まれ堂々と勉強することもできない。
 踊りの才能はあるものの学問ができず厳しく父に叱られ出奔してしまった兄に代わり宦官として科挙の試験を受け 合格した真鶴は王宮に上がり琉球の国を守るため 王宮の人々に憎まれても 自分の責務を全うしていく。
 
 昔 手塚治虫さんのマンガで『リボンの騎士』というのがありました。
残念ながら 内容は全然覚えていないのですが どこかの国の王女様が男の子と女の子のふたつの心を持ち、昼は王子、夜は王女として活躍するという話だったような気が・・・

 この本を読むと『リボンの騎士』を思い出します。

真鶴は 最初は宦官、孫寧温(ソンネイオン)として王宮に上がり のちに側室真鶴として再度王宮に上がります。

 琉球王朝の末期の琉球国の情勢が分かる本ですが 歴史小説というより もっと娯楽性の強い本です。
 図書館で借りようとお願いしてたら 上巻のみ届きました。
これじゃ やっぱり最終回のお話が分かりません。
早く続きが読みたいです~
コメント
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