フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

2018-05-18 21:28:49 | Weblog
「夜霧よ今夜もありがとう」や「霧にむせぶ夜」などのヒット曲がありますが、歌謡曲、特にムード歌謡には霧が欠かせないアイテムです。しかし「黒い霧事件」と表現されるように、霧は良い表現ばかりではありません。
ところで、霧の他に「もや」という気象用語があります。日常でも気持ちが「もやもや」するという表現がありますが、霧ももやも共に何となく視界が遮られる、つまりはっきりしない状況を言います。
この「霧」と「もや」は基本的には同じですが、気象学ではきちんと区別されています。その基準は先程話した視界が妨げられる度合いから区別されるのです。そして視程1キロ未満(1キロ以上先が見えない状態)が霧です。そして1キロ以上見えるともやと言うそうです。まあ、これだけ見えれば、日常生活に支障がないので「濃霧注意報」はあっても「もや注意報」はないのですね。

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