フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

水辺の遊び

2009-05-29 18:53:04 | Weblog
さあ、いよいよ水の恋しい季節の到来です。ある人が「絶滅危惧種」として水辺で遊ぶ子供達を取り上げていました。つまり子供達が海や川で遊ぶことが極端に減ったのです。そうした傾向を生み出したのは、おそらく親の姿勢からでしょう。『危ないところへ行ってはいけない』と水辺遊びの自由を奪っているのです。ですから近ごろの子供はプールではすいすい泳げても、海は怖いという子供がいますし、川遊びの経験がないので生きた魚を掴んだこともありません。
私の孤独時代は、竿なしでザリガニを捕まえる工夫は自分で考えました。波乗りは海で経験しました。今、あちこちの水辺は「危険」の立て看板とともにゴミ集積所になっています。工夫という技能を学んだり、水辺の動物達と触れ合うことで命の大切さを学んだり、そんな教材の場が閉鎖されているのは残念です。子供の発想を養う場として、水辺の活用をもう一度考えてもいいのではないでしょうか?

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