むぎわら日記

日記兼用ブログです。
野山や街かどで見つけたもの、読書記録、模型のことなどを載せております。

『人殺しの論理』小野一光(幻冬舎新書)

2023年03月01日 | 読書
フリーライターの著者が、事件の取材の心構えとか、テクニックとかを語りながら、死刑囚に面会して聞き出したことなどを細やかに綴っています。
ああ、そう言えば、こんな事件があったよな、レベルの誰もが知っている悲惨な事件の犯人たちに取り入って、疑問に思ったとこと粘り強く聞き出していきます。
これを読んで思ったのですが、死刑になるような残虐な殺人を犯した人間は、どこにでもいる人とほとんど同じであり、ただ、どこかが著しく欠落しているか、発達しているかしているようです。
特に、人への思いやりがほとんど無く、情勢がが欠如している性格が垣間見えました。
しかし、それ以外は、なんらその辺にいる人たちと変わりがない……だが、一線を越えると言うことは、それなりの理由があるようです。

コメント
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