匠三刻#(たくみつどきしゃーぷ)

平田匠と「TAKUMI DuO」応援ブログ。及び管理人の『僕の1日は、昨晩の反省を鼻で笑うことから始まる』

ポストライブレビュー:ぱるきそばの《銀河鉄道の夜》後編

2007年01月23日 | 銀河鉄道の夜
ざるそば<
「つうわけでパルキング。『深夜特急と言えば…』で思わせぶりにおわったわけなんだけど、それからどした?」

パルキ<
「へいへい、聞くも地獄語るも地獄ですよ旦那。へっへっへ」

ざるそば<
「なんだい興味をそそるねぇ」

パルキ<
「へい、旦那。わたくしゃライブ終わりましてん、軽~くJust in Timeで打ち上げっぽいことやりつつ、冷コーシーでもすすりつつ、そろそろ帰らなきゃとなったわけです。でね、これがまあ都合のいいことにjust in Timeからの最寄り駅、JR三ノ宮駅に深夜特急が停まるんでさ。意気揚々と『これで帰るだけだもんね』とダチに電話しつつ電車待ちでさ。
そしたらね、来ましたよ0時13分発の横浜止まりの深夜特急《サンライズ出雲》がね。深夜特急でサンライズ。オサレだね。何しろB寝台でも個室ですよ。別室シャワー付きってなもんで。喫茶室もあったりするらしいとか事前にいろんな情報仕込んでたからウキウキですよ。また歌っちゃいましたよゴダイゴ。でも一方でもう眠かったしね、疲れてたしね、個室入った途端バタンQだなぁ…じっくり車内を満喫することもないんだろうなぁ…なんてそれまでとは真逆にちょっとナイーブになってたりして、更に残念がってたりとか、まあ後から考えてみれば随分のんきでしたねぇ。」

ざるそば<
「はいはいなるほど、それからどした?」

パルキ<
「へえへえ旦那。やって来たサンライズ出雲。目の前で8号車のドアが開く。開いた途端に滑り込んで、『おお、こいつが出雲かい?』なんてまたテンション上がっちゃって。早速自分の部屋に行くわけです。

『え~と8のC…8のC…お、あったあった。ん?なんじゃこりゃ。へ~暗証番号ロックかよ。なるほど~。よいっ!ん?開かねぇな?最初からロックされてる?んなバカな。暗証番号教えてもらってないよ。後で自分で設定するはずだし。よいっ!ト。う~ん開かないなぁ。』

で、3回目に開けようとおもったら突然扉が開いたんです!奥から明らかに機嫌が悪そうなジェントルマン。ポマードの匂い香しいジェントルマン。

『……何?』
『ア、お休みのところすみません…』

ええ、ピコーンと来ましたよ。でもここは大人、ある意味私もジェントルメン。とりあえず着替えが詰まったバッグとスネアドラムとスティックケースという、かさばりすぎの荷物を可及的速やかに先ほど期待していた喫茶室に置きにいき、車掌を捜すtake onジャ~ニ~inサンライズ出雲ってことでね。車両内の旅に出たわけです。このときまだアタマの中ゴダイゴ。
『とぅざ・すたぁ~』なんて鼻歌歌いつつ、程なく見つけましたよ車掌さん。冷静に、冷静にねパルキくん、と自分を励ましつつ問い掛けたのでございます。

『あの~すいません…これって8のCで間違いないですよね?』
『…そうですね』
『ね?そうですよね?』
『それが何か?』
『あの~、もうどなたか、おそらく違う部屋の方が入られてるんですけどね…』
『え!………あ~、これね、違うよ』
『え?何が違うんですか?』
『いや。本日はもう27日だよ君。』

背中がぞくりとしました。その時の私はもうどこかに逃げ出したい気分でしたが既に、そうまさしく、列車は走り出した後なのです。後戻りはできないのです。万が一の可能性もないとわかりつつそれでも現実を直視したくなく。
思わずもう一度聞き返してしまいました。

『ん?何が違うのかなぁ~?』
『ですから、この列車は0時13分発ですから。』
『はい。』
『お宅の切符は26日付でしょ。もう日付変わったから』


ざるそば<
「ギャースッ!!こわーい!!」
パルキ<
「もう目の前真っ暗ですよ。これから横浜までの8時間強、俺はどう過ごせばいいんだって。あの荷物抱えてどう過ごすんだって。アタマがね、ものすごい速さで高速回転するんだけどいつまでも同じところを回ってるだけなの。喫茶室で仮眠、喫茶室で仮眠、やだやだ、しょうがねぇじゃん、でも明日もう仕事だぜ?喫茶室で仮眠喫茶室で仮眠…」
ざるそば<
「でもさ、完全に自損事故だよね。誰の所為でもないよね。つか只のバカだよね」
パルキ<
「その通り。逃げ道がない。ホントに。故に真っ暗よ。でもさ、新宿の緑の窓口で同時に買ったんだぜ?普通往復だって気付くじゃん?指摘してくれてもいいんじゃん?って無理やり逃げ道作ってみたんだけど」
ざるそば<
「無理あるね。ひとつ曲がりかど~一つ間違えてぇ~回り道く~ねくね~だね」
パルキ<
「古いよその歌詞。でさ、も一つ。その車掌、フリーズしてる俺にこんな追い討ち台詞をかましたのさ」
ざるそば<
「どんな?」

パルキ<
『お客さんね、これもうただの紙クズだよ』


ざるそば<
「ギャースッッッッッッ!!追い撃ちにもほどがあるわ!あるわよ!」
パルキ<
「だろ?言い過ぎちゃうんかと。いくらなんでも。18,980円稼ぐのもそんなに楽じゃないぞと。そこまで俺の尊厳を踏みにじる必要があるのかと。しまいにゃ『この部屋のお客さん起こしちゃった?まずいなぁ…』だって。いいかげん問い詰めたくなったJUST IN TIMEまさにその時!」
ざるそば<
「はい、もはや定型句!」

パルキ<
『でもねお客さん。今日は8Dが開いてるみたいだからそこに入りなよ』

ざるそば<
「号泣!!パルキ号泣!!」
パルキ<
「号泣!!俺号泣!!なにその振り幅みたいな。何を演出したいんだと。いやもう振り回されっぱなしですよ。でもね、世の中捨てたもんじゃないってね」
ざるそば<
「止まない雨はないってね」
パルキ<
「明けない夜はないってね」
ざるそば<
「僕、世の中ってもっとひどいもんかと思ってた」
パルキ<
「Bバージンごっこはその辺にしてだね。まだあるよ」
ざるそば<
「あるの?いくの?」
パルキ<
「行くよ。
まあ新横に着いたわけ。そっから中央本線で品川行くのだけれど、その時間もういわゆる通勤列車なんですよ。すごいね7時ちょい過ぎだよ。で、バッグに太鼓にスティックケースって俺もう迷惑の具現化、『The 迷惑』なわけ。視線が冷たい冷たい。何こんな時間にこの電車にその荷物で乗り込んでんだどうせライブ打ち上げ徹夜上がりとかそんなんだろいい歳こいて何やってんの、この一人夢工場が!って感じ。
違うんだ違うんだ。俺もこの後高田馬場まで行って荷物おいたらそのまま仕事場に向かうんだ前日も深夜急行に乗ってるんだ、いいから頼むからちょっとだけ俺の話を聞いてくれ3分だけ時間をください、なんなら冷えたレモネードもあるから、用意するから話を聞いてください。そこの器用にすき間を利用して文庫本を読んでいる君、君と話がしたい。そこの新聞を八つ折りにして段組の文章を読み切る度にひっくり返すという技を身に付けている貴方、貴方と話がしたい。こんな状態でもケータイにしがみつきこんな時間からどこぞの誰かに一心不乱にメールを打ち込む幸せそうな貴女、貴女と話がしたい。僕は話がしたい。君とあなたと話がしたい。みんな俺の話を聞いてくれ。5分だけでもいい。2分だけでもいい。背中に背負った俺のタイガー&ドラゴンが…」

ざるそば<
「もういい!もういいよパルキさん!切なすぎるよ!」
パルキ<
「まあそんなこんなで馬場に着いたんですが」
ざるそば<
「おい、普通だな」
パルキ<
「うん。言うほどたいしたことない。で、ちょっとシャワー浴びたんだけど、いや~気持ちいいのなんの。まるで中学の時、部活から帰った後、洗面台に駆け込んでぐいっと飲み干した一杯の水のような…」
ざるそば<
「その、ニャンニャン写真流出後の復活したての高部知子の反省本に書かれたオビの引用なんて誰もわからないよ」
パルキ<
「君がわかってくれたじゃないか。俺はその奇跡を信じるよ。君さえわかってくれればいいんだ」
ざるそば<
「そこに戻るのか…」




(はい。長旅もこれでおしまい。無事?に到着ってことで次回からは一人ゴチる予定であります隊長)





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2 コメント

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尊敬するだけです。 (ぼちぼち)
2007-01-23 23:48:35


まいりましたわ。
Unknown (ぱるきそば)
2007-01-28 04:34:55
ごっつぁんです。

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