Intelが6コアのCPU「Core i7-980X Extreme Edition」を発売開始へ
こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
intelが6コアのCore i7-980X Extreme Edition(LGA1366)の発売を始めます。これでハイパースレッディング(Hyper Threading)を使うと12個のCPUが認識されます。このようなCPUが個人でも利用できることが驚きです。いったい何に使うのでしょうか。
ゲーム分野もありますが、企業のプライベートクラウドでしょうね。このような価格になるとサーバーの組み方が変わってしまいます。
CPUコアが増えたのは、回路がより微細化して発熱量が下がり、消費電力が減った分だけ増やしたからです。コア一つあたり2Mの三次キャッシュを持つので、CPU全体としては12Mのキャッシュを搭載しています。
このようなCPUの登場で、ハードウエア的に沢山のスレッドを捌くので、基本ソフトの「ハードウエアスレッドへの対応能力」の差が明確になります。CPUコアが多くなると、CPUコア同士のデーターの受け渡し速度が全体の性能に影響してきます。CPUコアが増えれば増えるほど、CPUの中でのデーターの受け渡しと、周辺のメモリーやディスクへの読み書き込み速度が早くないと性能を活かすことができません。高速なRAMをドカーンと積むことになります。
今後基本ソフトのスレッド対応性能が、全体性能に大きく響きます。Windows Server, OpenSolarisが本領を発揮すると思います。時代が動きます。
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