Microsoft Networkは混乱します-新旧機能混在
こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
Microsoft Networkとは、Microsoft製品をLANやWANで結ぶときに使う、Microsoftが開発したネットワークの仕組みです。Microsoft Networkの仕様も年を経て変化している一方で、検索すると積年の情報が引っかかり、今のことか昔のことか、注意しないと取り違えてしまいます。
ルーターでネットワークを結ぶ仕事をしており、ルーターの向こうのネットワークのサーバーを「サーバー名」でアクセスするという、極単純なことでもスタッフが何日も検証しています。
これはWindows PCの「DNS」での名前解決(サーバー名などをIPアドレスに変更する)が素直にできれば良いのですが、これがなかなか。思ったように動きません。Windowsにとって、名前解決の方法はMicrosoft Networkの仕様に従うためです。
このためMicrosoft Networkの仕様で名前解決せず標準的なDNSでの名前解決をする、Mac OS X搭載のパソコンでは、スッとつながるものが、Microsoft Windows 7では全くつながらないことがあります。Microsoft NetworkはDNSでの名前解決が優先されると聞くのですが、名前解決ができるには条件があるのです。Microsoft NetworkのDNSはMicrosoft Active Directory Serverが影響するDNSが想定されていることと、古いバージョンのMicrosoft Networkとの互換性維持のため新旧の仕組みが混在して動いていることで「名前解決方法が複数動作している」ことによる「混乱」です。
今や一般的な企業のネットワークは「単一メーカー製品で完結する」ことはあり得ません。匠技術研究所のセミナーでは、このような情報も提供して「使えるネットワーク」を目指していきます。
判ったことを少しずつ紹介していきます。
匠技術研究所ではヤマハルーターの設定セミナーを開催しています。最新の情報を交えた設定技術セミナーです。
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