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ウイルス感染の確認方法の比較

2008-01-29 08:28:29 | ウイルス対策
こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。

ウイルス対策ソフトをインストールしていても、どうもPCの動きがおかしいと感じるときは、最新のウイルス対策ソフトで感染の有無を確認します。

ウイルス対策ソフト各社が「試用版」、「オンラインスキャナ」、「ウイルス削除ツール」を提供しています。

■試用版
 期限付き製品版です。ウイルス対策ソフトのメーカーの殆どが試用版を提供しており、ユーザ登録し、ソフトをダウンロードして「インストール」して使います。PCにウイルス対策ソフトをインストールしている場合は、試用版を使う前に削除してからインストールします。一台のPCに複数のウイルス対策ソフトをインストールした場合、同一機能が競合して不具合が起こる可能性があります。インターネット経由で最新のウイルス検査情報を取得するので、インターネットに接続する必要があります。

■オンラインスキャナ
 「オンラインスキャナ」はウイルス対策会社のホームページにあります。ユーザ登録をすると、ウイルス検査ができます。オンラインスキャナの場合は、既にインストールしているウイルス対策ソフトがあっても、問題ありません。検査を実行した時点での安全性確認なので、試用版のようにPCを常時監視することはありません。また、多くの場合、スキャンできる範囲が限られます。ただスキャン時点の最新のウイルス検査情報を使用できる利点があります。

当然インターネットに接続する必要があります。

■ウイルス削除ツール
 「ウイルス削除ツール」はウイルス対策会社のホームページからダウンロードできます。広く伝染した代表的なウイルスを削除します。PCにダウンロードして、インストールすることなく実行します。「試用版」や「オンラインスキャン」のように最新のウイルスを検査できないことに注意します。しかし「インストール不要」が重要です。製品版(試用版)のように、PCに完全に組み込む必要が無く、PCの現状を維持したまま検査することができます。また、削除ツールをCD等にコピーし、インターネットに接続していないPCを検査することもできます。
 ウイルス削除ツールも不定期に更新されます。使うときに最新版を入手して使います。

 このように、幾つかのツールが存在しているのは、それぞれに特徴があり、それぞれの必要性があります。基本は必ずウイルス対策ソフトをインストールすることです。また、最新のウイルス検査情報を使うことです。

 簡単に検査するのはオンラインスキャナですが、これも他のウイルス対策ソフトがインストールされていることが前提です。
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