奄美へのいざない

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2007奄美シーカヤックマラソン当日

2007-06-24 23:20:00 | サーフスキー・シーカヤック

 午前6時、港は静まり、海もベタベタに凪いでいる、雲が少しかかっているが雨は降りそうに無い、ずらりと並んだシーカヤック棚は色とりどりカラフルである、あと数時間後に300艇近くが競い合う会場とは思えないくらいに長閑な田舎の港の風景だ。

 7時を過ぎると続々と賑わいを見せてきた、それと同時に波がざわめき始める、風も少し出てきた8時半を過ぎ入水開始のアナウンスが流れるがなかなか乗り出さない、スタートまでの1時間を船の上で待つのは結構苦痛なんです、スタート20分くらい前になるとあわてて一斉に入水する羽目となる、港を出てスタートポジション取りを図る者、外の波を避け湾の中で待機する者。 午前9時30分フルマラソン2人艇のスタートを皮切りに5分毎にフルマラソン1人艇、ハーフマラソン艇と3段階スタートとなる。加計呂麻島方向からの波と堤防に当たり返された波とがぶつかり合い非常に漕ぎ難い状況だ、最初の上陸ポイント「渡連」までに大体の順位が決まってくるので必死に漕いで行く、完走目標のレジャー参加の船たちは互いに声掛け合って楽しんでいる。

 加計呂麻側に渡ったら波は山陰となり穏やかだが岬を回りこむたびに向かい風に苦しめられる、湾に入るたびに出てくる船を見ながら自分との距離を測る、2つ目の上陸ポイント「スリ浜」でハーフマラソンは真っ直ぐスタートした地点とへ帰っていく、フルマラソンはここからがつらいつらい道のりとなる前を走る船になかなか追いつかないし、後ろからじわじわと近ずく船から必死に逃げる、各入り江の奥の村々の人たちの太鼓と声援に励まされながら、腰と肩と手の痛みを我慢しながら最後のチェックポイント「俵小島」を目指す(私は肩の痛みに耐え切れず途中で1回上陸して体操をした)、俵小島の手前で左手に複数の背ビレを見たヒぇーサメだと思ったらイルカだ6頭くらいが下をくぐって抜けていった。

 「俵小島」からゴールまでの最終区間は非常に荒れている、ロデオで暴れ馬に乗っているような状態である、もうすぐゴールだ念じながら最後の力を振り絞る。

 店から運んできた5艇の内4艇はこの荒れた状況の中見事完走した、立派である、残る1艇もゴール直前で沈、悔しい思いに違いない。初出場のバナナマフィン途中のトラブルを乗り越え総合36位でゴール、ハーフ女子では2位を取った、私はサーフスキー部門で4位となった、自作のショート艇でこの成績は満足である。しかし何より幸いしたのは今日の曇り気味の天気である、昨年3リットル積んでもでも足りなかった水分が1リットルで足りている(船のデッキに500mlのペットボトル2本貼り付け、船の中に2本、胸元に1本仕込んだ)

 今大会で最大の喜びは白畑君のトップ(サーフスキー部門)でのゴールだカヌーを始めて3年目での快挙である、それも地元で産まれた(造った)サーフスキーである、目標を定め一心不乱に努力した結果である、本当におめでとう、益々の飛躍を感じる姿だった。

 総合部門を初め各部門の上位に地元奄美勢が並んだ事も素晴らしい。来年はみんなもっともっと頑張れー。

 バナナマフィン大会レポートはこちら①~⑤

 Dscf8701 大会結果(瀬戸内町ホームページ)

 

 

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