へなちょこおやじの自給自足入門

自給自足を目指しておそるおそる農業研修の門を叩いた俺。この先どうなることやら。ちょっと不安。

刺激が必要

2017年04月03日 | 日記
本日、午前中は、

野菜コース、水稲コースと一緒に

なすの苗の播種を行いました。

品種は、自農セオリジナルの「紫御前」「黒小町」と、

市販の「とげなし千両」の3種類。


と、ここで、なすに関する雑知識を。

なすの全国出荷高一位は何県でしょう?  答えは高知県です。

なすが体を冷やすって知ってました?   実は、昔なすの成分の一部が解熱剤に使われてたそうです。

なす科の野菜って知ってます?      じゃがいも、トマト、ピーマンなどです(全然似てませんが同じ科です)



なすは、種蒔きして約1週間後に発芽します。
そして今日播いた種は5月後半には畑に定植できます。
で、9月には収穫できるそうです。

4/3種蒔き→4/10発芽→5/後半定植→9/上旬収穫 …という感じです。



では具体的に種を播きましょう。

種を播く深さは、種の厚さの2倍。
強く押しつけず、軽いタッチで、穴というより、ほんの少しくぼむ程度で。



なすの種子

種は真ん中に一粒づつ置きましょう。


レタスと違い、光発芽性ではないので
覆土はしっかりかけましょう。覆土には赤玉土を使います。


種を播いたら丁寧に水をかけましょう。
水をかけてしばらく置いてまたかける。
底に水が浸みるまで。トータルで結構かけます。

水をかけたら、温床に置きましょう。

温度がすごく大事です。
発芽しない原因の多くは温度が低いことによります。

なすの場合、28~30℃くらいが適温です。
が、今回は、低温でゆっくり発芽させようとあえて22℃に設定します。

温床にはセンサーがついていて、
22℃以下だと電気が流れ、22℃になると切れます。

乾燥防止用に新聞紙をかけて


トンネルをかけて完成です。


1週間後の発芽が楽しみですね。



午後3時半からは座学です。
本日の講義は「植物生理の基礎」

先生のお話はどれも興味深いものでしたが、
中でも、刺激のお話が面白かった。

作物にある程度の刺激を与えるとよく育つというようなお話なんですが。

まぁ、”ちょっと”いじめるわけですね。
または、ちょっと厳しくしつけると。
ぐれない程度に厳しく…みたいな。

いじめると、
環境が悪化した!やばい!早く子孫を残さねば! となり、
早く果実を作ろうとします。

そして、動物に食べてもらおうとしてより赤くなり、
さらに、種を噛まれずに飲み込んでもらおうとして甘くなる。


そして刺激も色々です。

片方しか水をやらないとか、
植える前に種芋を乾燥させるとか、
近くに芝生や牧草を植えて、ライバルと共生させるとか、
たたく、電気を流す、青い光で照らすなどなど。


Sの人ならもっといいアイデアが出そうな気がする。

 「さあ、野菜たち
  今日はどうやっていじめてやろうか」とか言って。



つづく





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