一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

黒木郷・浄土山 ……もうセリバオウレンがたくさん咲いています……

2014年02月02日 | 多良山系
今年の冬は、暖かい日が続いている。
ということは、
春の花が早く咲きだすということではないか……
例年だと、2月中旬に咲きだすセリバオウレンだが、
もしかしたら咲いているかもしれない……
そう考えて、黒木郷へ行ってみることにした。

だが、今日(2月2日)の天気予報は、
一週間前から傘マークだった。
雨が降っても行くつもりでいたが、
前日になって、天気予報が覆った。
「曇り時々晴れ」とのこと。

私が住む町は盆地にあるので、
よく霧が発生する。
今朝も、わが町は、深い霧に覆われていた。
峠を越え、隣町へ入っても霧は晴れなかった。
白石町、鹿島市も霧の中だった。
鹿島市を抜け、大村市方面へ走ってしばらく後、
やっと霧が晴れてきた。

トンネルを抜け、
いつのも場所で、黒木郷を遠望する。


いいね~


黒木郷へ入って行く。


ここに住みたいと思うくらい素敵な場所。


できれば、こんなところに住んでみたい。


高い石垣があり、


経ヶ岳が見える……


雲に隠れていたが、
しばらくしたら、姿を現してくれた。
よっ、オトコマエ!!


黒木郷では、もう春の花が咲きだしていた。








吊り橋を渡り、


川へ下りてみる。


いいね~


川から上がると、青空が広がっていた。
蝋梅が美しい。


花の色が、青空に映える。


美しい~


こちらは、マンサク。
まだ蕾が多いけれど、


咲いている花もあった。


いいね~


で、セリバオウレンの咲く場所に行ってみる。
おっ、咲いている。


美しい~


開き始めたばかりの純白の花。
清らかな妖精。


開ききった花は、得も言われぬ美しさ。


毎年逢いにきているが、毎年感動する。


予想した以上にたくさん咲いている。


花の少ない時期だからこそ、
感動が倍加される。


昨夜降った雨の雫を身に纏った妖精。


雫が花を一層美しく魅せる。


今年も逢うことができた。
感謝。
 

帰路、久しぶりに、浄土山へ寄ってみようと思った。
浄土山に登ったのは、もう5年前(2009年2月8日)のことだ。
その頃は、ガイドブックにも載っておらず、
登る人がほとんどいない山だった。
道標もなく、登山道も整備されていなかった。
道なき道を、適当に登った記憶がある。

その後、道標などが整備されたと聞いたので、
もう一度登ってみたいと思ったのだ。

444号線から右折し、林道を車で走る。


ここからは、悪路。




途中、草茫々で、5年前よりも道は悪化しているように感じた。
やっと、登山口に到着。


ちゃんと、道標がある。


案内板まであった。


ちゃんと登山道らしきものが出来ていた。


ここから左折。


右が植林帯で、左は自然林。


やはり、自然林の方が雰囲気がイイ。




おっ、道標が見えてきた。


まずは、右の山頂の方へ。


5年前は、三角点の他は何もなかったのに、


立派な標識が建てられていた。




今度は「浄山石彫り」の方へ行ってみる。


5年ぶりの再会。
5年前はほとんど知られていなかったので、
発見したときは大感動であった。
それにしても、不思議だよね~
山奥に、こんな石彫りがあるなんて……


浄土山には、この他にも見るべきものがまだあるのだが、
今日は午後から用事があるので、これにて下山。


今日は、セリバオウレンにも逢えたし、
浄土山の石彫りにも再会できたので、大満足。
今日も「一日の王」になれました~

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