ありふれた人生
もう何も考えまい
君が欲しかったものも
僕が欲しかったものも
生きていくことの愚かささえも…
妙な夢を見た
ウルトラマラソン100Kで
５時間を切った…
そんなことなんか
あるはずないのに…
それもこれも
昨日届いたおっきなカードのような葉書…
まさに
悪魔の誘いでしかない…
初秋のウルトラ…
走りたい気持ちはあるけど…
その頃には
新型コロナも収まってるだろうか？
だけど…
いまさらウルトラなんて…
そう…
ウルトラなんて…
昨日のメンバーたちからのグループメール
まるで僕を誘うかのように
100Kじゃなくて62Kの方を話題にして…
キミたちはまだ若いから
100Kだって充分に走れるだろうけど…
来月には
正真正銘の前期高齢者になっちまう僕に…
はさ…
ここんとこ
いろんなランニング系の
YouTubeを見たりしてるが…
見れば見るほど…
ランナーとしての自分のポジションというか
実力というものが段々とわかってきて…
いまの僕の実力…
それは
哀しいばかりの…
実力というよりも
体力といえばいいのか？
ウォーミングアップの
ストレッチすらまともにできなくて…
たとえば膝の屈伸…
足首も膝も曲がる角度に限界があって
とても人並みには…
スクワットやランジも…
この足首や膝のせいで
正座が出来ないのはもちろんのこと
あぐらだって数分が限度というザマ
どこにでもいる
椅子にしか座れないジジイ
まさしくそれなのだから…
もともと
身体はかなり硬い方の部類で
正座が出来なくなったのは20年ほど前か…
当時は太り過ぎが原因で出来ないのだと
そう思っていたが…
痩せても出来ないままで元に戻らない
それどころか今度はあぐらまでが…
たぶん
脚の筋肉が硬くなりすぎて
足首や膝の関節が充分に曲がらないのかも…
それでも
走れるには走れるのだけど…
（まともに走れてるのだろうか？）
本当は
自分でも気づいている
根本の原因…
アルコールだと…
飲み過ぎなのだと…
それしか思い当たらない
かかりつけの内科医院
背の高い先生にあれだけ言われても
お酒はやめられない
やめるくらいなら
死んだ方がマシだと…
酒もやめて
タバコもやめれば…
おそらく
サブフォーもウルトラも…
そんなこと
わかってるけど…
もうすでにジジイさ
哀しいばかりの…
ジジイさ…
やっぱり今日も
走るには走ったけど…
目指す大会がないというのは
どうにも虚しい…
ただ
こんなに天気が良くっちゃ
どうしても走りたくなって…
８時半に
初孫くんをこども園に送り届けたあと
洗濯物を干してから
すぐに着替えて
走り慣れた近所の公園の周回コースへ…
少し寒いかなぁと思いつつも
今年初めての半袖Ｔシャツ１枚で…
まぁ…
グローブとロングタイツは
まだ脱げそうにないけど…
３月半ばとはいえ
素肌の両腕に感じる風は
まだまだ冷たく…
でも今日は
陽も射してることだし
少し走れば
すぐに暖かくなるだろうとも思いつつ…
公園の周回コースに辿り着き
ウォームアップがてら
ゆっくりスロージョグで走り出すと…
コースの向こうから
走ってきたのは少年２人組？
ランパンに半袖Ｔシャツ姿の…
少年というか…
背の小さい方は中学生みたいだけど
大きい方は高校生のような…
60半ばのジジイランナーには
中途半端な年頃にしか見えず
中学生なのか高校生なのか…
どっちにしても
いかにも陸上部ですと
そう言わんばかりの出で立ち…
身の軽さ…
第一この寒いのに
半袖Ｔシャツとランパンだなんて…
若さゆえか？
それとも陸上選手の常識なのか…
そして
バネのような弾力…
ジジイの目には
飛び跳ねて走ってるようにしか見えない
単に体重が軽いだけじゃなく
それも若さゆえなのだろう…
ヨダレが出るほど
羨ましい若さ…
見た目
ゆっくりしたジョギングだが
すれ違う地点から考察すると
おそらくキロ５分切りペース…
あんなに
ゆるく走ってるように見えるのに…
ジジイが頑張ってるそこそこのペースより
全然速くて…
羨ましすぎる…
最近は
もうすっかりジジイになってさ…
そりゃそうさ！
いくら走ってても
手足に血管が浮き出るようになると
正真正銘の枯れたジジイさ…
そうなのか…
この間
年明けの叔母さんの葬儀での会話
半ば自慢するように
走ってることを話してたのに…
60歳になろうとする従兄弟の
諌めるような言葉に撃沈…
今更ながら
自分の手足を眺めてみて
妙に納得…
そして
絶望…
若さは帰ってこない
んだなぁ…
絶対に…
一応
走るには走ってるけど…
以前のように
毎日じゃなく…
本格的に走ろうとするモチベーション
今はなかなか…
まだまだ見えない
新型コロナの行方…
これからどうなっちゃうのか？
次の大会にエントリーするにも…
もし中止になれば
エントリー料も無駄になってしまうし…
何と言っても精神的に落ち込むのが辛い
大会に合わせた練習も虚しいばかりで…
３月の大会当日のはずだった
この間の日曜日
速いメンバーとストイックな子
名古屋ウィメンズをTVで観たあと
わざわざ現地まで足を運んで
大会コースを走って来たと…
現地では彼らと同じように
コースを走ってるランナーたちの姿
結構見られたらしい
みんな考えることは
似たり寄ったりか…
私設のエイドもあったとか…
（地元の方たちも寂しい？）
実はそのプライベートラン
僕も誘われはしたけれど…
いくらジョグで行きましょうと言われても
サブ3やサブ3.5の彼らと
同じペースで走れるわけがない
キロ5分半のスピードは
彼らにとってジョグかもしれないけど…
素人ランナーのジジイに
それができるくらいなら
とっくにサブ4を…😂
そして
大会事務局から送られてきた
ナンバーカードと参加賞…
来年の大会エントリー料金
３割引きになるらしいけど…
でもなぁ…
１年後か…
それまで
まともに走り続けること
出来てるのだろうか？
故障だらけの
ポンコツのジジイランナー…
テレビを観ながら
不覚にも涙が漏れそうになった
素人ランナーのジジイの目にも…
横にカミさんがいなかったら
恥ずかしげもなく
泣いていたかも…
まぁ
こんな歳になっちまったんだから
泣いたって全然構わないんだけど…
先週の東京マラソンの大迫に引き続き
楽しみにしていた名古屋ウィメンズ…
前評判どおり
ミズキの記録を破ったマオの快進撃…
個人的には
マオよりサヤカに切って欲しかったけど…
まぁ…
サヤカも頑張ったよ
ユカも頑張ったしな
アイも頑張ったよ〜
テレビのリモコンを
アッチにしたり
コッチにしたり
名古屋と琵琶湖を交互に観ながら…
ゴール後のワンシーンのショット…
素人ランナーのジジイも
何年か前のマラソン大会のゴールのあと
下心を抱きながら
こんな風に30歳以上も離れた
抱き合う子と抱き合っていたっけ…
（懐かしい…想い出す…）
（懐かし過ぎて涙出る…）
先週…
今週と
心躍った連続のマラソン大会
世の中…
新型コロナウィルスにやられてるけど
少しだけでも明るくなったような…
少しだけでも…
だから…
明日は走ろうか？
明日は走ろうさ…
３月に入ったから？
なのだろうか…
チャラ息子の仕事からの帰りが遅くなり
一昨日も昨日も初孫くんを
お嫁さんが先に帰ってるアパートまで
送り届ける役目の回ってきたジジイ…
まぁ
それはそれで仕方ないというか
ジジイでもお役に立てるのなら…
そういえば
僕の現役時代の２月３月は
馬鹿みたいに忙しく…
いわゆる年度末を控えて…
加えて
仕事だけじゃなく
３月と４月のマラソン大会に向けて
モノにもならないのに無駄な練習も…
でもいまは
仕事もリタイアしてプータローだし
マラソン大会はいずれも中止…
マストにヒマなジジイ？
役立つことがあるのなら
まだまだ生きてる価値は…
初孫くんをこども園に送り届けたあと
前日の17キロジョグの疲れを引きずったまま
久しぶりに10キロのウェーブ走…
大会も無くなったから
せめて練習だけでも目先を変えようと？
かつてのホームコースだった
近くの公園の周回コースへ…
例年のこの時期
平日でも
一人や二人のランナーが走ってるのに…
今日は
ウォーキングのバァさんが2〜3人だけ…
（ランニングのこのジジイ1人と…）
寒かったせいもあるだろうけど
やっぱり大会中止の影響だと…
たしかに
もう練習する必要なんかないもんなぁ…
だけど
素人ランナーのジジイは
大会があろうとなかろうと…
（バカだからなぁ…）
残ってる前日ジョグの疲れをほぐすように
ストレッチもほどほどに走り出したけど
その割には予想外にタイムが出て…
後半はもっと上げようと思った矢先
ムクムクと右脚の抜け抜け病の気配…
なんとか騙し続けたものの
仕上げはちょっとタレ気味…
まぁ
大会がなくなっちゃったから
別にどうでもいいんだけど…
そんなことより…
新型コロナウィルスとやらのせいで
世の中の様々なイベントや行事が…
ひと足早い学校の春休みはもちろん
スーパーなどの営業時間も短縮され…
関東じゃお花見の自粛？まで…
何もかもに影響が…
やがて
初孫くんの通うこども園も
休園になっちゃうのだろうか？
かもしれない…
そうなったら…
そのうち
ジジイも気ままに走れなくなっちまうかも…
それこそ
どうでもいいか？
