道しるべの向こう

ありふれた人生 
もう何も考えまい 
君が欲しかったものも 
僕が欲しかったものも 
生きていくことの愚かささえも…

抱き合う子…

2019-05-03 22:46:00 | 日記
 
 
いよいよ令和になって
GW10連休も後半突入…
 
ホントは今日も走りたかったが…
ジジイには休息も練習のうちさ…
 
 
 
 
そういえばたしか
今日の5/3は抱き合う子が
もう一度出てみたいと言っていた
県内の某温泉地でのわんこそば大会のはず…
 
この間のマラソン大会でもコースというか
エイドステーションになってた会場で…
 
 
 
抱き合う子…
どうしても一度は優勝したいんだろうか?
優勝したいんだろうなぁ
きっと…
 
女性の部で優勝したって意味がない
男女合わせての総合優勝じゃないと
彼女にとっては…笑
 
 
 
 
 
 
 
 
 
抱き合う子がフードファイター並みの
大食い女子だとわかったのは
彼女とのゴハンデートの時で
たしか2回目の…
 
1回目のときは
痩せてる割には食べる子だと何となく思ったが
2回目のときに本人から白状されて…
 
 
アタシ
ホントはすごい大食いなの
誰にも負けないくらい…
 
大食いって…どれくらい?
 
スイカなら大玉ひと玉は軽いし
食パンも4斤は一気に行けるよ…
 
4斤って…
 
4枚じゃないんだよ
4斤だよ!わかる?
 
わかる…
けど…
(バケモノ?)
 
 
 
こんなジジイなのに
彼女が2人っきりでゴハンを食べるってことは
てっきり僕に好意を寄せてるからだと
そう自惚れていたが…
 
実は大食いと聞いて
何となく腑に落ちたw
 
要は
美味しいものをたらふく食べさせてくれる
スポンサーを探していたのか?
 
(ある意味 ガッカリ…)
 
でも
誰でも良かったということでもないらしく…
 
 
 
 
 
チームのみんなに
彼女の大食いの正体がバレたのは
何度目かのマラソン大会の後
焼肉屋さんでの反省会での食べっぷり…
 
みんながお腹いっぱいになって
もう食べれないというそのあと…
 
次から次へ追加注文を繰り返し
誰ひとり手をつけられないのに
彼女ひとりで全て平らげたから…
 
 
もちろん
そんな彼女の食べっぷりを見て
みんなは大口を開けて唖然と…
 
僕も彼女の大食いを知らないフリをして
みんなと一緒に驚くマネをしていたっけ…
 
(懐かしいなぁ…そんなこともあったっけ…)
 
 
 
 
そんな抱き合う子
何年か前のわんこそば大会
 
初チャレンジで120〜130杯くらいで
女性ではダントツだったけど
150杯を超える男性に負けたのが悔しかったと…
 
制限時間5分間のうち
何杯食べれるかというバトルなのだが…
 
彼女にとって
全然満腹になったわけではなく…
 
どういえばいいのか?
速さというか
そばを入れるペアの手さばきも重要だと…
 
 
たしかに
会場で応援していた僕たちも
彼女が優勝できなかったのは
ペアである母親にも原因があるかもしれないと…
 
母親のそばをお椀に入れる速さが
彼女の食べる速さに追いついてなかったような…
 
 
でも
よ〜く考えてみると…
 
5分ってことは300秒
仮に150杯を食べるとなると
2秒に1杯いう速さ
 
食べる方も食べる方だけれど
入れる方も尋常じゃない速さ
 
左手でたくさんのお椀を乗せたお盆を持ちながら
右手でその中から食べ手のお椀にそばを入れる…
 
途中には
空のお椀の処理もあるし
お盆の追加もあったりして…
 
そんな中で
平均して2秒に1杯という速さは…
 
 
たった5分間といえど
2人で練習をして来なければ上手く行くはずがない
 
そばを食べる彼女の力だけで
簡単に優勝は手に入らないか…
 
 
 
 
 
 
 
 
そんなことより…
 
言いたかったのは…
 
 
 
結局
僕と抱き合う子が結ばれることが
なかったということ
 
(結ばれる?)
 
 
ちなみに
なぜ抱き合う子と呼ぶのかというと…
 
 
もともと
僕が最初にチャレンジしたマラソン大会が
フルマラソンという身の程知らずで
誰も僕が42キロを完走できるとは思ってなかった
 
本人も半信半疑だったから…笑
 
いくら体重を70キロに落としたとはいえ
かつて95キロもあったビールっ腹のジジイが
フルマラソンを完走できるなんて…
 
(当時はまだ50代だったけど…)
 
 
 
10キロの部を先に走り終えた彼女が
ゴール間近にいて泣きそうな大声で
僕を応援してくれてたのを今でも思い出す
 
ゴール後
彼女に会って抱き合ったというか
抱きついてありがとうと礼を言った
 
それが彼女と初めて抱き合った瞬間だった
その前は指さえ触れたことがなかったのに…
 
 
その後
会うたびに抱き合う挨拶を
人目もはばからずしていたことから
彼女は僕にとって抱き合う子になった
 
(抱き合う挨拶って…)
(オレもオレだが彼女も彼女かも…)
 
現に誰かから彼女は注意されたらしい
抱き合う挨拶自体がいけないのか?
それとも悪名高いジジイ相手がいけないのか?
 
 
そんな抱き合う挨拶がキッカケだったのか
僕と彼女はいつのまにか
2人だけのゴハンデートを繰り返す
そんな奇妙な間柄になっていた
 
ちょうど僕が
その頃「別れた彼女」と別れた時期に重なって…
 
神様か
誰かの仕業だったのか…
 
 
 
「別れた彼女」とは何年間もいろいろあった
口では言い表せないいろいろなことが…
 
おそらく今でも
僕の中では
抱き合う子より大きな存在であることに違いなく…
 
 
 
そんな「別れた彼女」と入れ違いみたいに
僕の前に大きくなってきた存在が
抱き合う子ということになって…
 
実は抱き合う子以外にも
僕の前を通り過ぎたというか
関係を持った女性は何人かいるにはいるけれど…
 
 
 
抱き合う子は不思議な子だった
 
結婚していまはもう
ほとんど連絡もしなくなったけど…
 
僕にとって
彼女のようでもあり
母親のようでもあり
娘のようでもあって…
 
 
だからと言えばいいのか
そんな抱き合う子とは
結局
結ばれることはなかった
 
のだろうと…
 
 
そうかもしれない
抱き合う子が僕に
もうエロジジイは卒業しなさいと
引導を渡してくれたのかもしれない
 
 
なぜだか
そんな気がする
 
いまは…
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
抱き合う子…
 
今年のわんこそば大会に出場しただろうか?
今度は母親じゃなくて
新婚?のダンナとペアになって…


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